山里の彩り~閉ざされる前に  女性のひろばより 
      
    みぞれ交じりの雨がいつの日にか雪に変わり、中国山地の頂稜部が深い雪に閉ざされはじめる頃。その懐に抱かれている集落では、受け継がれてきた習わしで冬支度が進められてゆく。軒先の筵や物干し竿、あるいは冬ざれの木々に吊るされている大根や切干大根。その切り方や干し方からはそれぞれの地域性が見える。厳しい冬の自然環境がその地で暮してきた人々に知恵を与え、理にかなった方法がいつの頃からか伝えられるようになったのだろう。それは、歩く速さで暮す事のできた時代から育まれてきた、地域それぞれの文化なのだと思う。  

戻る