「山里」~営みの記憶~ EOSギャラリープロ招待席より 
   
 
  この地で暮らそう。
そう決めた時から幾世代にもわたり築かれてきた大地。
それぞれの地域性を見据え、
自然と折り合いを付けながら生きてきた
先人の知恵がそこにはある。
何気なくたっている柿ノ木。
安らぎを与えてくれる棚田の曲線。
それらは偶然ではなく、
時間がゆっくりと流れていた時代に、
想いをこめて築いてきた、生きるための風景であった。

そして、手を加え続けなければ
野に返ってしまう大地を受け継ぎ、
欠かすことなく耕してきた人々。
眺めている風景は、そんな人々の営みの中で創られた、
自然の摂理と人の叡智が融合した風景でる。

今年も山間の棚田に水が張られ、早苗が植えられていく。
大地に刻まれた営みの記憶がまだ感じられるうちに、
そんな当たり前の景色を撮り続けていこうと思う。

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