ナイト・メア

 〜序章〜

 時は4002年。今となっては人間の力が弱く、魔族の力が強い世の中になってしまった。そして、人類が絶滅の危機に追いやられてしまう・・・・・・・・。

  家来「ここもそろそろ襲われそうです!王様達は避難してください!」
  王「いや、私はここに残る。王たる者、逃げ出すわけにはいかん。ロード、ネイ。お前達は隣国のアノーに行きなさい。」
  ロード「・・・・・嫌です。父の命令でも逃げたくはありません。」
  ネイ「ロード・・・・・・・、これは、父上の命令。逆らうわけにはいかないでしょ!?」

 そのとき、城門が破られた。そして、続々と魔族が入ってくる。

  王「時間が無い!早く2人は逃げなさい。」
  ネイ「はい・・・・・ほら、ロード!行くよ!」
  ロード「・・・・・・・わかりました。父上のご無事を祈ってます。」

 ロードは仕方なく、ネイは素直に部屋を飛び出した。2人は、部屋を後にした。部屋を出たあと、2人はアノーへの道を走った。

 何時間かして、やっと2人はアノーに着いた。もちろん、2人は疲れてたし、もう夜中だった。二人は城には向かわず宿屋に向かった。そして、泊まった。
 二人は、すぐ布団にもぐった。だが、ネイは寝れずにいた。

  ネイ「・・・・・・・父上。」

 やはり、素直に従ったものの父の心配をしていた。

  ロード「ネイ・・・・・早く寝ろよ。」

 ロードも同じ気持ちらしく、寝れないらしい。

  ネイ「ねぇ、ロード。一つ聞いていい?」
  ロード「うん?なんだ?」
  ネイ「父上・・・・・・無事かな?」
  ロード「・・・・・当たり前だ。無事に決まってるだろ?」
  ネイ「そうよね・・・・。」
  ロード「・・・・・・・。」
  ネイ「・・・・・・・・。」

 二人は、父の安否が気になり中々眠る事ができなかった・・・・・・。

〜翌日〜

 二人は、昼過ぎになって目が覚めた。 

  ロード「さて・・・・・アーケー王に会いに行くか。」
  ネイ「えぇ。行きましょう。」

 二人は、城に行った。

  王「ロード王子、ネイ王女。よくぞご無事で。」
  ロード「それより、ここもそろそろ魔族が攻めてくると思います。早めに対処を取りましょう。」
  王「対処か・・・・・・一応、住民は避難させておる。魔族がこの城に攻めてこようが南国最強部隊がおる。心配は無用じゃ。」

 その夜、ロードの予感通り魔族が攻めてきた。だが、流石に王が「南国最強部隊」と自慢するわけだ。魔族をどんどん倒していく。そして、魔族が防戦一方になった。

  部隊長「者ども、進めー!」

 部隊は、まとまりながら攻めていく。それが罠とは知らずに・・・・・。いきなり、部隊が地中に飲み込まれていく。魔族も飲み込まれていく。そして、大部分の部隊が無くなり、魔族がほんのちょっと有利に立つ。

  王「あぁ・・・・・わが最強部隊が・・・・・。」
  ロード「あれは・・・・・・。」
  ネイ「まさか・・・・・・・・。考えたくないけど、魔族の中に人間がいるの!?」
  ロード「ネイ!俺達も行くぞ!!」
  ネイ「えぇ!」

 二人は、戦場に飛び出した。もちろん、若い二人には実戦経験など無い。だが、ロードはかなり強引に、ネイは効率よくザコを倒していく。そして、残り一体となった。

  男「ほう・・・・・。他のやつを全員倒すとは・・・・・。やるな。」
  ロード「人!?何故魔族に人がいるんだ!?」
  男「ふん、人類が不利になった以上、魔族入りする。当たり前だろう?行くぞ!!」

 男はそう言い、いきなり飛び込んできた。ロードが反応できた時には、10m後ろの城壁に強く身体を打ち付けられていた。ネイも、男に斬りかかろうとした。だが、男はネイの方向に右手をかざしただけだった。その瞬間、見えない力に押されネイもまた城壁に身体を打ち付けられていた。ロード、ネイ共に壁にぶつけられた衝撃で、ほとんど意識が飛んでいた。ゆっくり、男はロードに近づき

  男「これで終わりだ・・・・。」

 男は、首を掻っ切ろうとした。しかし、そのとき男の背後から蹴りを入れた女がいた。

  男「くっ・・・・・誰だ!?」
  女「ふふっ・・・・・・私よ。」
  男「なんだ・・・・・イリアか。どうした?」
  女「バニッシュ、ギル様が戻るように言ってらっしゃったわよ。」

 二人の会話によると、男はバニッシュ。女はイリアと言う名前らしい。

  バニッシュ「戻るのはいいんだが・・・・・・こいつらはどうする?」
  イリア「ほっときましょ。どうせ、私達には勝てないんだから。」
  バニッシュ「まぁ・・・・な。」

 バニッシュと、イリアは飛び去っていく(ちなみに二人には、羽根があります)。ロードとネイは、完全に気を失った。

 

 

〜第2章〜 

 

  ロード「・・・・・・!」

 ロードは、目が覚めた。ベッドの上にいる。

  女「あ、大丈夫ですか?」

 ベッドの側には、見知らぬ女性がいた。

  ロード「ここは?」

 ロードは辺りを見回す。どれもこれも見た事の無い物が置いてある部屋だ。

  女「ここは、私の家ですよ。」
  ロード「・・・・・!?ネイ!!ネイは!?」
  ネイ「うるさいわよ。ちゃんと居るわよ。」

 ネイは、起きてたらしい。

  ネイ「それにしても、よく寝るわね。もうあれから4日経ってるのよ。」
  ロード「・・・・・・4日!?それで、アノーは!?」
  女「アノーは・・・・・・もう・・・・・。」
  ロード「そうか・・・・。」
  ネイ「で、私達が意識を失ってる時に私達をここまで運んできてくれたらしいの。」
  ロード「ここって?」
  女「私の家です。」
  ロード「じゃなくて・・・・・。」
  女「あぁ、現在の場所ですね。アノーから東へ200km行ったヴァンと言う、小さな村です。」
  ロード「・・・・・・・200km!?」
  女「えぇ。アノーまで物を買いに行こうとしまして。で、行ってみたら廃墟のようになってて・・・・・。でも、誰か居ないか探してたらお二人が倒れてたので運んだんです。」
  ロード「・・・・・ありがとう。おかげで助かった。」
  女「いえいえ。」

 ロードが女に言った言葉に、ついネイは笑ってしまった。

  ロード「何がおかしい?」
  ネイ「いや・・・・・あのロードが素直に言うとはね〜。」
  女「ふふっ・・・・・。そういえば、自己紹介まだでしたね。私は、ミキ=ウラセと言います。ミキと呼んでくれて結構です。」
  ロード「ロードベル=ファミリア。ロードでいいです。」
  ネイ「ネイジェ=ファミリア。ネイでいいわ。」
  ミキ「ロードさんに、ネイさんですね?お二人はご兄妹なんですか?」
  ロード「こいつが妹。」
  ネイ「こいつが兄。」 

 二人は同時に指差して言った。

  ミキ「あはは。ロードさん、そろそろお昼の時間ですが食べます?」
  ロード「食べます。」
  ネイ「食い意地張ってるね。私も食べます。」 

 三人は昼食を食べ、ミキは後片付け、ロードとネイは今後の予定を立てていた。

  ロード「これから、どうする?」
  ネイ「う〜ん・・・・・・。」

 そこに、後片付けを終えたミキが話しに入ってくる。

  ミキ「どうかしたのですか?」
  ロード「今後の予定を考えているんですけど・・・・・・。」
  ミキ「・・・・・・・魔族と戦うんですか?」

 その言葉を発した時、ミキから笑顔がなくなっていた。

  ロード「え・・・・・・えぇ。」
  ミキ「そうですか・・・・・・じゃあ、装備を整えないといけないですね。」
  ネイ「整えるって、どこでですか?」

 ミキは、ベッドの側の本棚の奥を押した。それがスイッチらしく、タンスが横に動いた。三人は入った。

  ロード「これは!?」

 そこには、大量の武器、道具があった。

  ミキ「ご自由に、使っていいですよ。」
  ロード「え!?いいんですか?」
  ミキ「いいわよ、別に使わないし。」

 いつの間にか、ミキは笑顔に戻っていた。

  ミキ「その代わり、私もついて行っていいですか?」
  ネイ「え・・・・・・・。」
  ロード「・・・・・本気ですか?」
  ミキ「本気じゃないと、言わないと思いますよ?」

 ロードは、「この人の決意は固い」と思った。

  ロード「わかりました。いいですよ。」
  ミキ「ありがとう。じゃあ、用意しましょう。」

 三人はそれぞれ武器と道具を手にした。ロードは、ロングソードとコンドリア(東方にしかない回復草)。ネイは、クロスファイアボウとボウガンの矢、ガンジーネ(ある所でしか取れない幻の秘薬)。ミキは、ショートアックスに手刀、ガンジーネにファイアスピリット(使うと、炎の精霊が出現)を手にした。そして、三人が武器を決めた時にはもうあたりは真っ暗だったので、ミキの家に泊まった。

 〜夜中〜

 ふいにネイは目が覚める。

  ネイ「・・・・・・・?」

 ネイは、寝惚け眼で外に出た。外に出て、ぼ〜っとしていた。するとその時、ネイはいきなり後ろから襲われた。ネイは、反撃できず意識を失っていった。

 〜朝〜

 ロードは、相変わらずマイペースに寝ていた。そのとき・・・・・

  ミキ「ロードさん!大変です!!」
  ロード「うぅ〜ん・・・・・・後5分・・・・・。」
  ミキ「とにかく起きてください!一大事です!!」
  ロード「うん?一大事?」

 完全ではないが目を覚ましたロード。

  ロード「で、一大事って?」
  ミキ「ネイさんが・・・・・・・ネイさんがいないんです!!」
  ロード「ふ〜ん、ネイが・・・・・・・・・って、え!?」

 やっと、完全に目が覚めた。

  ミキ「私が起きた時、すでにネイさんの姿は無く、そのかわり机の上にこんなメモが・・・・・・。」

 そう言って、ミキはロードにメモを渡す。だが、ロードにはその文字は読めなかった。ミキはロードが読めないことがわかり、代わりに読む事にした。

  ミキ「女を預かった。返して欲しければガリク城まで来い。東方不敗・・・・・・って書いてあります。」
  ロード「東方不敗・・・・・。」
  ミキ「ガリク城まで早く行きましょう。ここから北東へ約10kmの所にあります。」
  ロード「あぁ・・・・。行かないと何も始まらないしネイも帰ってこないからな。」

 〜4時間後〜

 二人はガリク城に着いた。見た感じ、城と言うより廃墟に近い外見だ。城門に近づく二人。門を開けようとすると、城内から魔族が出てきた。ロードはとっさに剣を抜くが、ミキはそれを止めた。 

  魔族A「・・・・・・。」
  魔族B「・・・・・・。」

 二体は、何かを言っているがロードには何を言ってるのかさっぱりわからない。だが、ミキはそれがわかるらしく二体についていく。ロードも慌ててその後を追う。しばらく二人はついていくと、大きな広間に出た。広間の奥には、中年の男が立っている。魔族二体はどこかへ行った。

  男「やっと来たか・・・・・。」
  ロード「貴様が、東方不敗か!?」
  東方不敗「いかにも。」
  ロード「ネイは、ネイはどこだ!?」
  東方不敗「そういきり立つな。わしに勝てたら返してやろう。勝てるものならな。」
  ロード「やってやろうじゃねぇか!!」 

 二人は、身構えた。ロードはロングソードを持ち、東方不敗は素手で。しばらく、お互いに出方を伺っているらしくしーんと場は静まり返っている。

  東方不敗「はあっ!」

 掛け声と共に、東方不敗は前に出た。東方不敗は、三段蹴りを放つ。ロードは2発喰らいながらも、そして床に倒れながら軸足に剣を振った。誰もが、東方不敗の足が切断されると思った。だが、次の瞬間信じられない事が起こった。東方不敗は、三段蹴りをしているのにもかかわらずジャンプしたのだった。ロードから見ると、足が視界から無くなっただけだった。ロードは急いで立ち上がりきょろきょろと周りを見回した。しかし、何処にも姿が見えない。

  ミキ「ロードさん!後ろです!」

 ミキに言われ後ろを向こうとする直前、ロードは東方不敗にみねうちを喰らい気絶した。ミキはロードに駆け寄る。

  東方不敗「おぬしもかかってくるか?」
  ミキ「・・・・・・・。」

 ミキは、返事をしない。しかも、笑顔が消えている。そして、何かをしている。東方不敗は、はじめミキが何をしているかわからなかった。何をしているか東方不敗が気付いた時、そこには東方不敗の姿は無く、影だけが残っていた。

  ミキ「・・・・・・・・馬鹿が。私に勝てるとでも思ってたのか?」

 今のミキは今までのような言葉づかいでは無かった・・・・・・・・。

  ロード「・・・・・・・・・・・あ、ミキさん。」
  ミキ「大丈夫ですか?」
  ロード「な・・・・・・なんとか。」

 ロードは頭を左右に振って、はっきり見えるようにした。

  ロード「・・・・・・・東方不敗は?ネイは!?」
  ミキ「東方不敗はどこかに行きましたよ。ネイさんはあそこです。」

 そう言いミキが指をさしたところにはネイがベッドの上で横になっていた。

  ロード「ネイ!!」
  ネイ「・・・・・・・・・。」

 ロードが叫んでみるも、ネイには聞こえないらしい。

  ミキ「一旦、戻りましょう。ロードさん、ネイさんを背負ってください。」
  ロード「あぁ・・・・。」

 ロードはネイを背負った。ミキは、その横で何か唱えている。

  ミキ「ロードさん、行きますよ!」
  ロード「え?・・・・うわっ!」

 次の瞬間、青白い光に覆われた三人。その光が一つの柱になりある方向へ飛んでいく。そして、青白い光が消えたときもうそこはミキの家の前だった。

  ロード「・・・・・・?」
  ミキ「ふぅ〜・・・・・着きましたねぇ。」

 ロードは、何が起こったかちょっとの間わからなかった。ミキは、安心したように言葉を発した。

  ロード「・・・・・ワープ能力?」
  ミキ「え?えぇ・・・・・一回でも行った事ある所には行けると思います。
  ロード「へぇ〜・・・・ミキさんがワープ能力を持ってたとは・・・・。」
  ミキ「そんなことより、ネイさんを横にさせないと。」
  ロード「そうだった。」

 ロードたちは、ミキの家に入りネイをベッドに寝かせた。

  ロード「ふぅ・・・・・。」

 ロードは、ネイを横にした。安心感を持ったロードはそのまま眠りについた。それを見て、ミキはロードをベッドに寝かせて自分の部屋に入った。

〜深夜〜

 この時間にもなると、三人とも寝ているのだがミキだけは未だ起きていた。ミキは、写真を見ていた。家族写真らしい。幼いミキと大きな男とミキより大きい女の子。大きな男はどうやら父親らしい。

  ミキ「・・・・・・・イリア姉さん。作戦は順調にいってるわ。あとは・・・・・。」

 ミキは、写真をしまい眠りについた。

 

〜第3章〜

 

〜翌日〜

 ネイの様子がおかしい。汗をかきすぎている。よく見ると、左頬にくっきりとあざが出来ている。

  ロード「まさか・・・・・アーノス病?」
  ミキ「アーノス病?なんですそれ?」
  ロード「アーノス病は、汗がいっぱいでる。そして頬にあざができそれがどんどん増えていく。最後には死に至る病気になる。」
  ミキ「・・・・・・・治し方は?」
  ロード「確か・・・・・マンドラゴラの体液だったような。」
  ミキ「マンドラゴラ?あれなら南に30km行った所にザビルラ砂漠があります。そこに居ますよ。」
  ロード「早く行こう。時間が無い。」

 二人は観光バス等を乗り継いで7時間。ザビルラ砂漠に着く。砂漠をちょっと歩いたところで、人が居た。 

  ロード「そういや、見た事無いんでわかんないんですけどマンドラゴラって体長どれくらいなんですか?」
  ミキ「そうねぇ〜・・・・大体50〜80cmくらいですね。」
  ロード「・・・・・・・じゃあアレは何です?」
  ミキ「・・・・・・・マンドラゴラっぽいですけど・・・・・・ゆうに3mくらいありますねぇ〜。」

 人だかりは散っていく。かわりに、巨大なものがやってくる。ミキが言うには、これがマンドラゴラらしいが・・・・・・。

  ロード「何でこんなにデカイんだ?」
  ミキ「きっと、突然変異か何かでしょう。」

 マンドラゴラと思われるものはいきなり襲ってきた。大きいせいかスピードも遅い。力よりもスピードのロードにとっては楽勝な相手だった。

  ミキ「あ・・・・ロードさん。体液を採取するには剣では無理ですよ〜。」
  ロード「え・・・・・じゃあ、どうやれば?」
  ミキ「爆破すれば大丈夫です。」
  ロード「爆破って・・・・・。」

 どうすればいいんだ?と言う質問をする前に、マンドラゴラは襲ってくる。必死に避けながらロードは何か爆破させる物は無いか探している。すると、あるところにドラム缶があるのが見えた。

  ロード「ミキさん!そこのドラム缶にC4爆弾付けて下さい!早く!」

 ミキはせかされながらもマイペースに爆弾をドラム缶にセットした。セットした事を確認して、ドラム缶を目指しダッシュした。

  ミキ「いきますよぉ〜。」
  ロード「え・・・・?うわっ!!」

 ロードがドラム缶目指して走ってる時に、ミキはロードのほうにドラム缶を投げた。ロードはなんとかドラム缶を避けた。ドラム缶は丁度よくマンドラゴラの口の中に入った。どかーん!!マンドラゴラは体内から大爆発を起こし体液が飛び散る。

  ロード「マンドラゴラの体液って浮く物なの?」
  ミキ「いえ・・・・・落ちますけど・・・。」

 何故か、マンドラゴラの体液は浮いていた。

  ミキ「まぁ、いいじゃないですか。取りやすいですし。」
  ロード「まぁ・・・・・・な。」

 二人はマンドラゴラの体液を回収していく。ビンにいっぱいになった所で、急いで家に戻った。そして、ロードはネイにマンドラゴラの体液を飲ませた。

  ロード「ふぅ・・・・・一応やれるだけの事はやった。明日の朝になるまで、容態はどうなるかわからない。治るかもしれないし、もしかしたら・・・・・・。」
  ミキ「・・・・・・ロードさん。あなたがそんなに弱気になってどうするんです!?ネイさんは助かる、そうでしょう!?」

 ミキの言うとおりだった。ロードは弱気になりすぎていた。だが、それよりも気になった事はミキの笑顔が消え怒りの表情になった事だった。

  ミキ「あ・・・・いきなり怒鳴ってすみません。」
  ロード「いや・・・・・確かに俺も弱気になりすぎてました。」
  ミキ「あ、私もう寝ますね。おやすみなさい。」
  ロード「・・・・おやすみなさい。」

 ミキは部屋を後にした。ロードは部屋を見回した。あわただしかったので、あまり気にしなかったが本棚があることに気付いた。本をあさってみると、普通の女性が持ってるような本は無く魔術書や武術書ばかり置いてある。なんとなく、ロードは魔術書を取り出して読んでみる。読んでいくうちに、気になる文面を見つけた。そこには、「魔法陣。これは自分専用の魔法を作る事も可能です」と書いてある。

  ロード「・・・・魔法って、魔法力が無いと出来ないはずだ。やったとしても、使えないな。」

 ロードは、本をしまいに立った。しまおうとした時、4秒間考えた。

  ロード「・・・・・やってみるだけやってみるか。」

 ロードは、本を手に外へ出た。

  ロード「まずは初級。え〜っと・・・・・アイスだな。」

 ロードは、本に書いてあるとおりに魔法陣を書いた。そして、唱えてみたが何も起こらない。

  ロード「やっぱ駄目だな・・・・。」

 今度は、魔法陣を適当に書いてみる。

  ロード「う〜ん・・・・・・アイスソードでいいか。アイスソード!」

 唱えるが何も起きない。ロードは、手元で剣を振るった。そのとき、地面の草が凍った。ロードは不思議がり、よく剣を見てみると剣が凍っている。

  ロード「・・・・・出来てる?」

 これは夢か?と思い、頬をつねったら痛い。これは夢じゃない。そうわかった時、ロードは凄く嬉しくなった。その他に、ファイアソード・ホーリーソード・デーモンソードのオリジナル魔法陣の書き方を覚えた。ロードは、ネイが気になり部屋に戻った。

 

続き

 

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