風と共に・・・

 

〜序章〜

 

  徹「はぁ・・・・。」

 俺は今家に居る。ちなみに、平日だ。俺は、こないだ謹慎処分を喰らい家に閉じこもっている。

  徹「4時か・・・・そろそろ騒がしくなるな・・・。」

 トントン・・・・。誰かが階段を上がってくる。そして、その誰かは俺の部屋のドアをノックする。まぁ、誰かはわかってるが・・・・。

  徹「入れよ。」

 その女は、部屋の扉を勢い良く開け放った。

  有希「よう!」

 言わずと知れた、幼馴染の有希。なぜかは知らないが俺が謹慎喰らってから毎日のように来てる。

  有希「徹が暇そうだったから来てあげたよ〜。」
  徹「暇してないぞ。」
  有希「嘘つき・・・・・さっきため息ついてたくせに。」

 ギクッ。毎度ながら有希の勘は鋭い。

  徹「で・・・・・何するんだ?」
  有希「ア・レ♪」
  徹「アレってまさか・・・・・。」
  有希「そう。アレだよ。」
  徹「マジかよ・・・・。」

 有希が言う「アレ」とは料理。二人は一階の台所に行く。

  有希「さぁ、作るよ〜♪」
  徹「・・・・・・。」

 だが、完成したのは相変わらず意味不明な物体だった。

  徹「頼むから味見をする俺の立場にもなってくれ・・・・。」
  有希「あはっ、失敗♪」
  徹「あはっ、じゃねーだろ!」

 ポカッ。突っ込みを入れてやる。

  有希「痛いじゃない!何するのよ〜!」

 じゃれあいながら、その日はふけていく。

〜翌日〜

  徹「・・・・・やば、寝すぎた。」

 俺が起きたのは昼の2時。明日から学校なのにこんなんで大丈夫だろうか?ふと不安が頭をよぎる。

  徹「ハラ減ったな・・・・なんか作るか。」

 俺は得意料理の炒飯を作る。有希より俺のほうが料理の腕はいいらしい。

  徹「ふぅ・・・・アイツの料理とは雲泥の差だな・・・。」
  有希「ふ〜ん・・・・それは誰の料理の事?」

 後ろからいきなり声がしたから焦った。いつの間にか後ろに有希が立っている。目がマジだ。俺は身の危険を感じ逃げ出す。だが、有希につかまりボコボコにされた。

  有希「ところで・・・明日何の日か知ってる?」

 ボコボコにした後に、急に聞いてきた。

  徹「明日は俺が学校に行く日だろ?」
  有希「それもあるけど・・・・・。」
  徹「学校行事でもあるのか?」
  有希「無いけど・・・・あ、明日は時間割どおりだよ。」

 有希はそう言って帰っていった。俺は有希の言葉の意味が気になったが考えても無駄ななのでTVを見たりした後に眠った。

  

〜第2章〜

  

  徹「いつっ!」

 俺は頭部に激痛が走り目が覚める。

  有希「あはは。徹、やっと起きたね。」

 有希の手にはバットがある。ソレで俺の頭を叩いたんだな、心の中で有希に言う。

  有希「じゃあ、早くしてね。」

 そう言い、有希は俺の部屋から出て行く。俺はすぐに着替えて、下に降りる。

  徹「そういや、今何時だ?」
  有希「7時40分よ。」
  徹「・・・・・・・・は!?」

 ちなみに、俺の家から学校まで徒歩で10分。

  徹「早すぎだって・・・・。」
  有希「いいじゃない。早起きは三文の得、って昔から言うでしょ。」
  徹「得・・・・・ねぇ。」

 それから二人で学校に行く。教室に入ると、久々の顔ばかり。まぁ、学校行ってなかったから当たり前だが。

  徹「よう、翔。元気してたか?」
  翔「よう。相変わらずだな。」
  徹「ところで、俺の席は?」
  翔「あ?お前の席なんかあったっけ?」

 ポカッ。一応、叩く。

  翔「いてて・・・・お前の席はあそこだぜ。」

 翔は、真ん中の列のの一番前を指差す。

  徹「嘘だろ・・・・マジかよ。」

 得どころか損してる気分になった。だが良く見ると隣は有希だった。不幸中の幸いかな、俺は思った。

〜昼休み〜

  有希「ねぇ、徹。弁当持ってきた?」
  徹「お前、朝俺を起こしに来ておいてそういう時間あったと思ってるのか?」
  有希「ねぇ、屋上で食べよ。」
  徹「あ?屋上??寒いが、まぁいいか・・・・。」

 二人は屋上に上がる。この時期はやはり人は居ない。

  徹「寒いぞ・・・・。」
  有希「青空だよ。天気も良いから良いじゃん。はい、徹の分ね。」
  徹「お、サンキュ。」

 二人は、話しながら飯を食べていた。今日の事、俺がやらかした事、有希のメシがまずかった事・・・・・色々と。二人はご飯を食べ終え一息つく。

  有希「あ、そうそう。これ、あげる。」

 はい、と四角い物をくれる。

  徹「なに、これ?」
  有希「徹、本当に今日何の日かわかんないの?」
  徹「今日は・・・・2月14日。あ!」
  有希「そう、バレンタインデーよ。」
  徹「すっかり忘れてた。と言うことはこれはチョコだな?」
  有希「開けてみればわかるわ。」

 俺は開けてみる。

  徹「どわっ!!」

 予想が外れた。それはチョコではなく、びっくり箱だった。

  有希「あはは、ひっかかった。本物はこっち。」

 もうひとつの包みを貰う。

  徹「もうそろそろ予鈴の時間だ。教室に戻ろうぜ。」

 俺達は教室に戻り席につく。なぜか男子が俺のほうを見ているような気がする。まぁいい、そう思い次の授業の準備をする。机の中に手を入れると・・・・

  徹「ん?」

 教科書以外に箱がある。もしや・・・。机の中を見てみると、そこには大量に箱が入っていた。多分、全てチョコだろう。有希もソレに気付いたらしい。

  有希「徹、もてもてだね〜。」

 つぶやくようにそう言った。有希はそれから機嫌が悪かった。

〜5時間目と6時間目の間〜

  翔「真田。ちょっと・・・・・」
  徹「よう、そっちはどうだった?」
  翔「俺か?義理1、本命1だ。」
  徹「お、本命か。」
  翔「しかも、ラブレター付き。」
  徹「やったじゃねーか。」
  翔「あぁ。」
  徹「俺はあんなにチョコいらねーぞ・・・・・。」
  翔「確かにな・・・・。」

 多いわな、そういう目があちこちから来る。

  翔「しかも、全部本命なんだろ?」
  徹「でかさ的にそうかもな。ひとつは不明だが・・・・。」
  翔「・・・・長池か?」

 俺は無言でうなずく。

  徹「アイツは幼馴染だからくれた・・・・って感じが強くてな。」
  翔「でも、女ってのはわからないもんだぜ?」
  徹「まぁ、な。」

 キーンコーンカーンコーン

  翔「チャイムだ、席に座っとけ。」
  徹「言われなくてもそうするぜ。」

〜放課後〜

 有希が足早に教室を出る。俺も慌てて後を追う。

  徹「おい。」
  有希「・・・・・。」
  徹「おい!有希!」
  有希「・・・・なによっ!」
  徹「もしかして、怒ってるのか?」
  有希「・・・・・。」
  徹「まぁ、俺がもてるのも仕方ないさ。」
  有希「・・・・・徹の馬鹿っ!」

 有希は走っていく。俺も後を追うが有希の方が足が速く追いつけない。いつの間にか振り切られていた。明日謝ろう、そう思い家に帰る。

〜夜7時〜

 一本の電話が来る。

  徹「もしもし。」
  長池「あ、徹君?」
  徹「え?有希のお母さん?」

 電話の主は有希の母親だった。

  長池「有希、来てない?」
  徹「え?えぇ・・・・。あいつ帰ってないんですか?」
  長池「そうなのよ・・・・徹君の所に行ったかと思ったんだけど・・・・。」
  徹「そうですか。じゃあ、近辺を探しておきます。」
  長池「ごめんなさいね。」
  徹「いえいえ。有希には世話されっぱなしですから。」

 俺は電話を切り外に出る。外をふらつきながら探していると反対側の歩道に有希が歩いている。俺は有希の所に駆け出す。

  徹「有希っ!!」
  有希「な、何?」

 有希の目を見ると赤い。泣いていたんだな、俺はそう確信した。

  徹「お前のお母さんが心配して電話してきたんだ。もちろん、俺も心配したぞ。」
  有希「・・・・・・ごめん。」
  徹「まぁ、過ぎてしまった事は仕方ないか。送ってやるよ。」

 俺は有希を家まで送って自分の家に戻る。

 

〜第3章〜

 

 俺は6時に起きた。弁当を二人分作る。もちろん、有希のために。そして、昨日の罪滅ぼしのために。

  徹「さて、有希の家に行くか。」

 俺はいつもより少し早足で有希の家に向かう。ピンポーン。チャイムを鳴らしてから有希が出てくる。

  徹「よう。」
  有希「早いね・・・・ちょっと待ってて〜。」

 有希はまだパジャマだった。2〜3分してきて、

  有希「おまたせ〜。」
  徹「おい、メシ食べたか?」
  有希「え?・・・・・あ、食べてないや。」

 あはは、と笑っている。

  徹「別に時間あるから食べて来いよ。」
  有希「・・・・いいの?」
  徹「当たり前だ。急に倒れても困るからな。」
  有希「じゃあ、あがっててよ。」
  徹「おう。」

 俺は有希が朝食を食べてる間、テレビを見ていた。

  有希「お待たせ〜。行こっ♪」

 二人並んでゆっくり学校へ向かう道を歩く。

  有希「ねぇ・・・。」
  徹「あ?なんだ?」
  有希「「今日は珍しく早かったね。」
  徹「珍しくって言うな〜。」
  有希「あはは。ごめんごめん。」
  徹「ったく・・・・・ん?」

 前方に見覚えのある奴がとぼとぼ歩いている。

  有希「どうしたの?」
  徹「いや、アレ・・・・・翔じゃねーか?」
  有希「え?・・・あ、ホントだ。お〜い、翔君。」
  翔「・・・・・よう。」
  徹「よう・・・・・かなり顔色が悪いぞ?」
  有希「なにか、あったの?」
  徹「まぁ、こいつの事だな。きっとラブレターくれた奴がよほどのゲテモノだったんだろう。」
  翔「こういうときだけお前の勘は冴えてるな・・・・・。」
  有希「あはは、翔君も大変だね。」
  翔「でも・・・こうして二人を見てると面白いわ。」
  徹&有希「なんで?」

 翔が大声で笑う。

  翔「あははは。ほらな、二人共仲良いし息は合ってるし。」

 ドスッ。重い一撃を食らわす。

  翔「ぐはっ。」
  徹「ふぅ・・・・これくらいにしとくか。」

〜昼休み〜

  徹「有希、屋上で食おうぜ?」
  有希「え?いいけど・・・・お弁当・・・・」
  徹「大丈夫、お前の分も作ってきた。ほら。」
  有希「ありがと。」

 屋上はやはり寒い。だが、二人きりになるには丁度いい場所だ。弁当を食べ終え、ぼ〜っとしていたがなぜか急に有希をからかってみようと思った。 

  徹「なぁ・・・・」
  有希「うん?何?」
  徹「お前は俺の事をどう思う?」
  有希「え?・・・・・えっ!?」

 有希は戸惑っている。まぁ、俺が有希だったとしても焦ってるだろうが。

  有希「え・・・あ、あの・・・えっと・・・。」
  徹「どうした?」
  有希「え?えっと・・・。」

 有希は頬を赤く染めている。

  徹「言いたくないってか?」
  有希「い、いきなりそんな事言うからびっくりしただけ。」
  徹「まぁ、な。」
  有希「そ、そそ、そういう徹は私の事をどう思ってるの?」
  徹「・・・・・・・。」

 俺は無言で顔を有希の顔に近づけてみる。どういう反応をするか見たいと思ったからだ。

  有希「わっ!わわっ、ちょ、ちょっと!!」
  徹「ふ〜ん、なるほど。こういう反応を見せるのか。」
  有希「まさか、私で試してみたの?」
  徹「あぁ。」
  有希「と言うか、普通にいきなり何も言わずに顔を近づけたらビックリするわよ!」
  徹「んじゃあ、本当にしてみる?」
  有希「え?何を?」
  徹「わからないか?キスだよ。」
  有希「え?・・・・・・・・・・・・・・・・ええっ!!!」
  徹「ははは。冗談だよ、冗談。」
  有希「・・・・・・・。」
  徹「有希?・・・・・・・悪い冗談だったな。すまん。」
  有希「・・・・・いいよ。」
  徹「・・・・・え?」
  有希「徹がいいのなら・・・・・キス・・・・・しても・・・・・いいよ。」
  徹「・・・・・・・。」

 いいんだな?目で問う。有希は目を閉じる。俺はそのまま無言で顔を近づけていく。そして、唇が重なるまさにその時・・・・・・・ドンッ。屋上の扉が開く。俺達は、顔を離す。

  翔「お〜い。」
  有希「あ、翔君。どうしたの?」
  翔「次体育だぜ?遅れるぞ。」
  徹「しまった。急ごう。」

 丁度良く翔の奴邪魔しやがって・・・・・・心の中で俺はそう思っていた。

〜体育の後〜

  翔「真田。」
  徹「おう、なんだ?」
  翔「屋上で何かあったか?」
  徹「メシ食ってたぞ。」
  翔「長池の手作りか?」
  徹「いや、俺が二人分作った。ついでにあいつのは料理と言えん。まずいし謹慎中に嫌というほど食わされたし。」
  翔「ほうほう・・・・。」
  徹「全く・・・・・お前も丁度良く屋上に来るよな・・・・。」
  翔「あん?それどういう意味だ?」
  徹「お前のせいで・・・・・・」
  翔「俺のせいで?」
  徹「キス、しそこねた・・・・。」
  翔「嘘!?マジで!?」
  徹「頼むから一発殴らせてくれ・・・・。」
  翔「嫌だね。それに、どうせすぐ出来そうな感じだし。」
  徹「お前はゲテモノから本命貰ったくせによ。」
  翔「頼むからそれを言うのだけはやめてくれ・・・・。」
  徹「お互い・・・・・苦労するな・・・・。」
  翔「あぁ・・・・・。」

〜放課後〜

 いつもどおり帰る準備をする。

  有希「徹っ♪一緒に帰ろっ。」
  徹「あん?別にいいぞ。」
  翔「真田、長池。じゃあな。」
  徹「おう。」
  有希「バイバイ。」

 いつもどおりの帰り道。だがその日だけはいつもどおりでは無かった。何故か有希がこける。ここまでは普通だが、こけた場所が・・・・

  徹「おい、そこ道路だぞ。」
  有希「あいたたた・・・・わかってるわよ。」

 なんで歩道でこけたのに道路まで出るんだ?と突っ込もうかと思ったときに、キキーッ!!車の急ブレーキの音。

  徹「有希っ!」

 俺はとっさに有希をかばう。ドーン!!

 

〜最終章〜

 

 どれくらい経っただろうか?俺は目を覚ます。白い天井。そして、幼馴染の顔。

  有希「徹!・・・・・気付いた?」
  徹「ここは・・・・・?」
  有希「病院。私をかばって引かれたの覚えてないの?」

 有希の目には涙が溜まっている。

  徹「怪我・・・・無いか?」
  有希「うん・・・・無いよ。でも、徹は・・・・・入院2ヶ月だよ。」
  徹「気にするな。どうせ俺は部活にも入ってないし。お前は陸上部なんだから怪我したらダメだろ。」
  有希「そうだったとしても・・・・・」
  徹「心配・・・・してるのか?」
  有希「当たり前じゃない!」
  徹「それは、幼馴染だからか?」
  有希「違う・・・・・・私の、大事な、大切な人。」
  徹「・・・・・・。」
  有希「・・・・・。」

 二人共黙り込んでしまう。しかし、両方とも何かを言おうとしている。言うなら今しかない、そう思った俺。

  徹&有希「えっと・・・・。」

 二人同時に切り出す。

  有希「徹からでいいよ。」
  徹「いや・・・・お前からにしてくれ。」
  有希「じゃあ、二人同時に言おうよ。」
  徹「嫌だ。」
  有希「え〜っ・・・・。」
  徹「本当に俺から言っていいんだな?」
  有希「え?・・・うん、いいよ。」

 俺は深呼吸をする。こうでもしないと気持ちを抑えれなかったからだ。

  徹「有希・・・・・ずっと前から好きだったよ。」

 有希の顔が見る見るうちに赤くなる。きっと、言った俺もそうなってる事だろう。

  有希「・・・・・。」
  徹「唐突、過ぎたな・・・・・。」
  有希「ううん、私も言おうと思ってた所だよ。」
  徹「え?」
  有希「私も・・・・徹の事・・・好きだよ。」

 二人の唇が重なり合った。その時、翔が入ってくる。

  翔「大丈夫か・・・・・・って・・・・おやまぁ。大丈夫そうだな・・・・・体も、恋も。」

 翔は静かに部屋を後にした。

 

〜4月〜

 俺は退院し、学校に行く。ぎりぎり日数も足りて3年生になれた。

  有希「徹〜。朝だぞ〜、起きろ〜。」
  徹「朝から元気だな・・・・。」

 いつもどおり有希と学校に行く。

  有希「徹が居ない間、本当大変だったよ・・・・。」
  徹「あん?どうしてだ?」
  有希「翔君が『二人はできてるぞ〜』って学校中に振りまいたの・・・・・。」
  徹「マジかよ・・・・。でも、本当の事だから気にしはしないが・・・・・」
  有希「だから、私は女子から白い目で見られたの。やっぱりあの時扉開けたの翔君だったんだね・・・・。」
  徹「あん?あの時って?」
  有希「ほら・・・キス・・・・したときだよ。」

 病室で、と小声で足す。なるほど、あの時か・・・・。

  翔「よっ、お二人さん。元気かい?」

 ドゴッ、バキッ、ボコッ。二人で翔を叩く。

  翔「いてて・・・・何すんだ。」
  徹「お前・・・・俺が居ない時に言いふらすなぁ〜!」
  翔「にしてもあの時の二人。俺が入ってきても反応せずにそのままだったからなぁ・・・・いてっ。」

 二人がかりで翔をボコボコにする。

  徹「ったく・・・・本命はゲテモノだったくせに・・・。」
  有希「あ、それいいね。徹、それを学校中に流そうよ。」
  翔「それだけは勘弁・・・・。」

 翔は走って逃げていく。

  有希「ねぇ・・・・。」
  徹「なんだ?」
  有希「同じクラスになれるといいね。」
  徹「そう・・・・・だな。」
  有希「ちょっと!その『・・・・・』の間は何よ間は!」

 二人のかけっこが始まる。

 

〜それから10年後〜

 俺は有希と結婚をした。子供にも恵まれた。風の噂によると翔も結婚したらしい。誰かは知らない。

  徹「なぁ・・・。」
  有希「何?」
  徹「空が綺麗だな。」
  有希「そうね・・・。」
  徹「まるで、あの時の空みたいだ。」
  有希「あの時って?」
  徹「・・・・・・んなもん言えるか。」
  有希「なにそれ〜。」 

 俺は有希と一緒にいる。今も、これからもずっと・・・・・。

 

 

〜あとがき〜
 なんかありきたりなのを書いた気がします。まだまだ未熟です。途中、文法が意味わからない所もあるかもしれません。ごめんなさい。一応、三部作(三人の視点を描こうと思ってます。これは徹の視点で書いて見ました)で行こうと思います。次回は、ヒロイン・長池 有希編です。最後まで見てくださり、本当にありがとうございます。

 

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