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出雲民藝紙工房のある八雲町別所地区では、昭和22年に島根県立の製紙補導所が設置されてから昭和35年に廃止されるまで、多くの紙漉き職人の養成がおこなわれてきました。
製紙補導所が廃止されてのちは、個々の工房で職人の養成がおこなわれてきましたが、昭和61年、(財)安部栄四郎記念館の付属施設として「手漉き和紙伝習所」が完成し、以後出雲民藝紙工房も協力し、伝習所において、職人の養成とともに、出雲民藝紙だけでなく「和紙」そのものを多くの方々に知っていただくことを目的とした研修会がおこなわれてきました。
近年、出雲民藝紙の製法について深く学びたいとの要望が寄せられるようになり、出雲民藝紙工房を受け入れ先として、(財)ふるさと島根定住財団の援助を受け、研修生の受け入れをおこなっています。

研修の受け入れ期間は、原則2年間です。その間工房において一緒に仕事をしながら、原料の処理から製品の完成まで研修をします。
研修期間の1年目は、ふるさと島根定住財団から補助金がでますので、生活費の一部にあてることができますが、研修期間中は原則無給ですので、生活費等はアルバイト等でまかなってもらっています。
宿舎は、出雲民藝紙工房の代表である安部信一郎氏が無料で貸し出しています。(2K。簡易水洗。風呂なし。水道料、電気代等は自己負担です。)

これまでの研修生

山野孝弘

(やまのたかひろ)

・昭和58年生まれ。島根県松江市出身。
・吉備国際大学社会学部文化財修復国際協力学科卒。
・平成18年6月より研修に入り現在に至る。
・平成20年5月31日研修終了。工房職員になる。

  


お問い合わせは、出雲民藝紙工房まで。(ただし手紙か、メールにてお願いします)