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養神館合気道
                   



35周年記念第14回県大会


                 宍道湖の夕日           開会式

   島根養神館創立35周年記念第14回養神館合気道山陰地区総合演武大会報告
1.はじめに
  島根養神館は本年創立35周年を記念して、島根県立武道館において第14回養神館合気道山陰地区総合演武大会を8月26日、27日と2日間にわたり盛大に挙行しました。
 演武大会は松江市教育委員会副教育長高橋良次さまを初めとする地元の有力者・有識者にご来賓ご高覧いただく中で和歌山県田辺市から植芝開祖直弟子五味田聖二(8段)、由紀子ご夫妻にご来県いただきました。本部道場主席師範・養神館合気道龍代表安藤毎夫師範(8段)、随行員として養神館合気道龍大阪など遠方からの養神館合気道の参加や招待団体や国際伝統武術連盟、今回初参加の合心館谷本会島根などの地域団体の参加を得てさらに広く交流を深めることができました。1日目の講習会46名、二日目の大会参加者総勢63名(来賓5名を含む)、二日目の講習会51名と合わせ2日間で延べ161名の参加者がありました。
  
2.講習会と観光
 安藤師範他2名鈴木綾馬氏、萩田静子女史は浦尾隆志、渡部誠が出雲空港に迎えに行きました。五味田先生御夫妻は津森孝弘、古川寛が出雲空港に迎えに行きました。それぞれ到着時間も空路も違いました。1日目は本部道場主席師範・養神館合気道龍代表安藤毎夫師範(8段)と随行員の鈴木稜馬指導員(3段)により1時間30分講習を受けました。この他養神館関係者からは養神館合気道龍大阪、龍北九州同好会、龍岡山同好会、龍二ツ塚合気道研究会、個人参加の三澤綾子様、陸上自衛隊浜松基地、境港道場OBなど19名、今回初めて合気会合心館谷本会島根から伊東収三様他2名の参加がありました。島根養神30名の参加がありました。


  
 開会式            1日目講習会参加者
3.観光
講習会後は、島根来県が初め鈴木稜馬指導員のために19名の県外の方を対象に安藤毎夫師範とともに昨年同様、2015年(平成27年)7月に国宝となった松江城を拝観していただき、国際観光都市松江を堪能していただきました。昨年も松江城見学だったので同じところを案内した方には申し訳なく思いました。その後、堀川遊覧ブラットコース(一週30分、一人820円)を利用し遊覧船に乗っていただきました。堀川の水とと森林の緑を満喫し、県外の方に喜んでいただきました。大手前広場ではだんだん夏祭りと称する町内諸団体の踊りのパレ-ドなどがもようされておりがあり、にぎわいがありました。私たちの大会前の雰囲気を一層盛り上げてくれました。


   
     
3.祝賀会
 午後7時からホテルニューアーバンにおいて28名の参加を得て、祝賀会を開催しおおいに交流を図ることができました。加藤文保氏の司会で来賓の方を中心に合気道の思いを熱く語っていただき大いに盛り上がりました。郷土芸能安来節を安来節保存会会員3名の方には安来節、ドジョウすくいを披露していただきました。他に松江市民謡同好会の2名(山本節子様他1名)の方に歌や踊りを披露していただき参加者の皆様に郷土芸能を堪能していただきました。安藤先生や龍大坂の亀田禎男氏、二ツ塚合気道研究会会長萩田静子女史、境港道場OB山村満氏、福森秀樹氏(懇親会には欠席されました)には、浦尾支部長から感謝状と記念品を手渡しました。安藤先生には居合刀を進呈いたしました。祝賀会では招待者を中心に出会いのエピソ-ドが披露され多いに盛り上がりました。二次会には五味田夫妻も参加され宿泊者全員(24名)の参加がありました。明日の大会を控え午後10時50分にはお開きといたしました。

    
       
4.大会2日目の演武大会
 2日目の大会は予定通り午前10時に開催され、定刻通り午後12時30分頃には記念写真を含めて競技演武やその他の演武をすべて終了いたしました。来賓は松江市長代理副教育長高橋良次様)、島根県会議員細田重雄様、八雲会会長日野雅之様、合気会田辺道場道場長五味田聖二様、合気会田辺道場五味田由紀子様、以上5名の方でした。
 他団体参加者は講師他随行員2名(安藤師範、鈴木指導員)を含め養神館合気道龍大阪代表支部長村川真啓様他2名(中西啓二様、亀田禎男様)、養神館合気道龍岡山同好会福森秀樹様他6名(末武叶多様、笹野倫子様、若林俊正様、行本順治様、竹林広行、松田鈴未様))、養神館合気道北九州同好会古澤泰嗣様他1名(吉原健吾様)、二ツ塚合気道研究会会長萩田静子様、国際伝統武術連盟大和会会長重吉伸一様他6名(三成勉様、奥村強様、舟木宏様、永井豪様、田中千尋様、森山清様)合心館谷本会島根伊東収三様他2名(馬場隆志様、米原方子様)、航空自衛隊浜松基地合気道部柿原孝洋様他1名(脇川新治様)、境港道場OB山村満様、合気道養神館本部所属の三澤綾子様(見学)以上29名の参加がありました。
島根養神館の大会参加者は29名でした。浦尾隆志、古川寛、藤原健一、西坂公瑞、大前真次、堤秀明、堤太秀、津森孝弘、門脇泰成、門脇陽香、門脇清香、板倉敬司、高橋健太郎、山本公治、加藤文保、石橋慶一、伊藤健一、神西忠彦、神西天斗、板倉大樹、角森良明、角森響、槇原綾子、板倉幸平、槇原寛人、植松奈々、三木愛梨、藤田優子、葛西薫美の皆さんでした。
 開会式では副教育長高橋良次様の松江市長からのメッセージが朗読されました。県会議員細田重雄様や八雲会会長八雲会会長日野雅之様のご挨拶がありました。最初に全員で基本動作連続、31の状を披露しました。支部長浦尾隆志による31の組杖、出雲弥山道場長板倉敬司により短刀操法のアトラクションがありました。
 競技演武は4部門ありました。競技演武・少年の部では門脇陽香が奨励賞を受賞しました。初級の部(無級から7級まで)では板倉幸平が、上級の部では(6級から1級までの一般会員)神西忠彦・神西天斗親子が、黒帯の部では(初段以上の一般会員)昨年度に引き続き植松奈々・三木愛梨組がそれぞれ優秀演武賞を受賞しました。島根大学医学部の学生の植松奈々・三木愛梨による護身術のアトラクションや石橋慶一、伊藤健一による基本動作と関連技のアトラクションがありました。その後は一般演武、指導者演武、合心館谷本会島根代表伊東収三様、国際伝統武術連盟重吉伸一様他の招待演武、養神館関係団体の代表者賛助演武、道場長演武、支部長演武、安藤師範による総合解説演武と続き演武はすべて終了いたしました。時間に追われる中で、最後は安藤師範の華麗な演武により観衆を魅了していただきました。
 閉会式では4部門の優秀演武賞の賞状授与がありました。。この後の昼食会では、山陰名物の蟹寿司を全員で食べた後、1日目の安藤毎夫師範の生の講習会には46名、2日目の演武大会には来賓5名を加えて62名の参加がありました。そのうち19名の養神館関係者に遠路ご参加いただきました。

       

  

5.大会2日目の講習会
 午後の講習会では最初に1時間20分ほど五味田先生夫妻の講習を受けました。和歌山県田辺市在住の合気会田辺道場長五味田先生夫妻には遠路、和歌山県田辺市からご来県いただき演武の披露こそありませんでしたが、二日目の講習会で合気道開祖植芝盛平直伝の技を指導していただきました。五味田先生は昭和15年和歌山県田辺市で生まれ昭和28年合気会に入門、昭和40年田辺道場長になりました。現在全日本合気道連盟理事、植芝盛平翁顕顕彰会理事、和歌山県合気道連盟理事を務められ、合気道開祖植芝盛平の直弟子でありました。 
 五味田先生には片手持ち四方投げ表又は(一)、回転投げ表又は(一)、天地投げ表又は(一)、体の変更(二)に相当する基本動作や側面入り身投げ(二)に相当する呼吸法などを習いました。より実践的でかつ効果的な技法をご指導いただきました。が1時間半にわたりありました五味田先生からは入り方に特徴がある片手持ち四方投げ(一回左に入り右に重心移動し左足を踏み込み向きを変え受けの左手を肩口に織り込み後方に投げる)、回転投げでは受けの頭をしっかり抑え受けの直角方向に向かって投げる回転投げ表、後方を向いて入る呼吸法『側面入り身投げ表(一)』、受けの地の手を受けの後方に回して崩していく天地投げ表(一)など実践的な技法を教わりました。これから考えられたことは養神館合気道は稽古法に力点が置かれたもので、五味田先生が合気道開祖植芝盛平に教わった合気道はより実践的なものという印象を持ちました。ただし養神館が巷に実践合気道といわれるのは筆者の考えでは1級までの入門段階からところで1ケ条から4ケ条までの固め技(関節技)に重点を置いて稽古しているためでこの固め技は投げ技よりも護身術においてははるかに効果的なものであり実践的な一面があると思います。さらに一般的には自由技においても基本の技から応用に進む段階で技法が変化していきより実践的な技法に変わっていくことがより実践的と言われるゆえんであります。稽古法として行う基本技から応用技として行う技が同じ技でもより省力化されスピードアップした技に変化していくことにより実践的な合気道であるという表現がうまれてきます。
次に1時間安藤先生の講習を受けました。安藤先生は昭和50年合気道を始められ昭和56年養神館内弟子となられました。平成7年独立し8年養神館合気道龍を設立されました。平成21年養神館本部主席師範に就任されました。安藤先生に正面打ち1ヶ条抑え(一)の半身による腰の入れ方、突き方や肘当て呼吸投げの技をかける角度、片手持ち四方投げ(一)の倒す時の手の持ち方(内側に曲げる)など効果的な技法を教わったことなどが印象に残りました。
                                                                              
       

6.終わりに
  来賓の皆様方にはご多忙な中ご臨席いただきありがとうございました。五味田先生ご夫妻には昨年の私達の開祖出生の地・田辺探訪が縁となりご多忙の中、島根まで来ていただき開祖直伝の技を教えていただき感謝しております。安藤先生をはじめ、養神館関係の各団体の皆様方にはご多忙な中、遠路ご参集いただきありがとうございました。地元の国際伝統武術連盟の方々や今回初参加の合心館谷本会島根の皆様には大会に見事な演武により花を添えていただきありがとうございました。
 副教育長を初めとするご来賓の皆様方やご観覧の皆様方にはご来県の選手や私どもを激励いただきますとともに、ご高覧いただき感謝しております。選手の中には初めての競技演武に参加した者もおり、緊張感あふれる中で奮闘し有意義な結果が得られたように思います。
 観光地松江と郷土芸能、二日目の昼食には境港の蟹を使った蟹寿司弁当を食べていただき歴史と文化と食を楽しんでいただくと共に合気道についての幅広い交流ができ有意義な大会となりました。演武大会を通じて観客の皆様方にも大きな感動を与え、喜んでいただいたことは主催者といたしましては望外の喜びとするところであります。これもひとえに関係各位のご協力とご支援の賜として深く感謝いたすところであります。