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 本部席    左から3人目・ハ−ストライアン氏

 第53回全日本養神館合気道総合演武大会参加報告
1.島根養神館演武大会参加者:浦尾、津森、板倉、佐藤、神田、木村、山村、脇川、渡部以上9名
  出場演武名及び出場者名
  @団体紹介演武:9名全員
  A境港道場演武:津森、木村、山村、脇川
  B出雲・弥山道場演武:板倉、佐藤、神田、渡部
  C支部長演武:浦尾、板倉、佐藤、木村
2.大会日時   : 平成20年11月1日(土)
3.大会場所    :駒沢オリンピック記念公園体育館
4.第53回演武大会の特徴
 本年度の大会は塩田泰久先生が宗家館長となられて以来、2度目の大会となります。宗家館長のお考えが強く反映した今までにない記念すべき大会となりました。宗家館長はプログラムの挨拶の中でこう述べておられます。「本大会は『合気即生活』をコンセプトとして技を競い合うための場ではなく、日頃熱心に稽古に励んでいる人の成果発表の場としたい。単に技を競い合うということであれば稽古量を増やせばよいということになるのでしょうが、そうであれば日常生活の中で時間をやりくりしている稽古に励んでいる皆様の努力や思いに目を向けないことになり『合気即生活』の言葉に反しているように私は思います。また本年度は演武大会終了後に年に一度の皆様の交流の場として(全員参加による)親睦会の時間も設けさせて頂きました。・・この大会に参加して良かった、楽しかった来年もまた参加したいと思って頂ける大会となれば幸いです。・・・」このような家館長のお考えのもと本大会にはさまざまな工夫と改善が試みられ実施されました。
 例えば@全部の団体が団体紹介演部に出場することになりました。ここでは本格的な演武ではなく、団体の特徴を紹介するというもので受け身や基本動作など基本的なことを団体で演じました。私共は膝行法や受け身をした他、掛かり稽古で正面打ち、正面突き、横面打ちの呼吸投げをしました。Aまた前述の宗家館長の意図により、競技演武が廃止されました。そのため審査委員は設けず、審査はありませんでした。B大会参加者は例年の三分の一位の700人程度でしたが、会場を従来の2つから4つに区切り会場運営がスピ−デイになされました。C光と音の饗宴であり、スモ−クがたかれたり、終始闘争心を鼓舞するようなバックミュ−ジックが流れ、嫌が上でも演武者の気持ちを高揚させていました。D開会式の君が代は歌手後藤紗亜弥の独唱でした。アトラクションとして後藤事務所の大勢の少女達によるフォ−スダンスカンパニ−や、賛助演武として国際松濤館空手道の村上学氏、田中慎二氏の賛助演武がありました。E初心者演武があり、初心者でも演武大会に出ることができました。F笛ではなく太鼓が合図として使われました。G指導者演武の時間が3分から2分に減らされました。H演武大会参加者は全員参加費2000円徴収されました。その代わり懇親会には無料で全員が参加できました。I宿泊費は一切でなくなりましたが、旅費は最大10人分までおよそ半額の補助がありました。J支部長演武の次に8段演武の部が設けられました。ここでは岐阜支部・坂本良二支部長、合気道錬精会・藤山千代志会長、カナダ合気道養神会・木目田猛代表、合気道養神館・安藤毎夫主席師範が演じました。K9段演武の部が設けられました。ここでは宮崎支部・甲斐国征支部長、合気道養神館・竹野高文最高顧問が演じました。L最後に照明を暗くし、サ−チライトの光のもと合気道養神館・塩田泰久宗家館長が華麗な総合解説演武を披露され、締めくくられました。L大会翌日の指導者講習会や理事評議委員会はなくなりました。
5.島根養神館の演武
 M島根養神館の演武は次の通りでした。境港道場・・・一組が座り技、もう一組が立ち技で同様な技をする。前半は正面打ち一カ条抑え(一)、正面打ち二カ条抑え(二)、正面打ち三カ条抑え、正面打ち四カ条抑え(二)などの固め技をし、後半は仕手受け交代し、一組が座り技の投げ技もう一組が立ち技の投げ技をやりました。多人数取りはしませんでした。出雲道場・・・基本動作連続の投げ技を二組同時にやり、その後、仕手を交代しながら佐藤、板倉が多人数取りをやりました。全体的に動きはなめらかで速く、気合いも入っており日頃の稽古の成果が十分にうかがえた内容であったように思います。指導者演武・・・両手持ち自由技を行いました。仕手受け一致の妙を味わいながら演じることができました。3人取りの合気の技は3本中、最後の合気投げは珍しく決まりました。多人数取りはメンバ−全員で稽古ができないまま当日を迎えました。受けの一人が受け身の際に負傷したこともあり、動きが急に遅くなり思うようにできなかったのが惜しまれました。来年はさらに足りないところを克服して挑みたいと思います。
       
      会場風景           境港道場演武         島根養神館代表演武
  
6.演武大会の感想 
以下大会を終えて私共の反省会で出た各自おもいおもいの感想をあげさせていただきます。大会参加の皆様方はどのような感想を持たれたことでしょうか。
○休憩時間がなかった。途中で席を立ちにくく、稽古なども十分できず、やりにくかった。
○演武の際、サ−チライトを上手く使ったら、文字通り光と音の饗宴になったのではないか。
○踊りも金である。踊りをなくして参加費を無料とした方がよいのではないか。
○踊りをやるなら大人数ではなく男女のペアでやるなど豪華にやると良い。
○空手の演武はおもしろかった。
○本部席に大会役職名の宛名がなく本部席の重みを訴えて欲しかった。
○競技演武がなかったのは物足りなかった。基本技位は審査があっても良かったのではないか。
○プログラムが例年以上に詳細に書いてありわかりやすかった。特に団体の紹介がありよく分かった。
○演武の際テンポの速い音楽が終始鳴っていたのでやりやすかった。
○演武大会の開催時間が午後1時と遅かった。12時位でも良い。そのあまった時間で会場を4区分4会場ではなく2区分2会場でやったら観戦しやすかったのではないか。
○会場が4区分で狭く観戦しにくかった。
○一つ位は奨励賞のような賞があっても良かったのではないか。
○懇親会はカフェテリアの中に入りきれず、フロアにいたものは、司会者のマイクの音が聞こえず、一体感に欠けていた。会場の設定を考えて欲しい。

      

7.懇親会の状況 
   懇親会では本来ならこちらから挨拶に出向かなければなりませんでしたが、最高顧問竹野先生、主席師範安藤先生、宗家館長の奥様・康子様、養神館宮腰事務局長、静岡支部水野支部長とその弟様、龍大阪の村川代表等々著名な方々にカフェテリアの外にいた私共のテ−ブルまでわざわざ足を運んでいただき、恐縮致しました。おかげさまで有意義な交流の機会をいただき感謝しております。元、島根養神館館会員であった現国際専修生ハ−ストライアン(カナダ人)さんや上京し、勉強中の島根養神館会員の井川女史(初段)とも再会でき、楽しいひとときを過ごすことができました。カナダ養神館の木目田先生とも久しぶりに親しくお話ができ、嬉しく思いました。また養神館の御園女史にはいろいろとお世話をしていただき助かりました。

    
左3人目・安藤主席師範   /左3人目・竹野高文最高顧問 /左4人目・塩田康子様


            
カナダ養神館木目田支部長 /トムセン陽子(合気道初段)女史 /塩田泰久宗家館長

8.結び
   例年以上に気持ちの良い大会でありました。また来年も張り切って参加させていただきます。今年の大会の反省を踏まえ、来年の大会が今以上に立派な大会となるよう祈念いたしますとともに、会員共々に稽古に励み、来年はさらによりよい演武ができるよう精進したいと思います。
  最後に大会を主催された宗家館長を始め、お世話していただいた合気道養神館の先生方並びに関係の役員の皆様方、とりわけ明治学院大学・拓殖大学等の大学生の皆様方ありがとうございました。また来年、皆様方との再会を楽しみにしています。これからも塩田剛三先生の教えを守り、一団結し合気道養神館の発展のため共に頑張りましょう。