今回このようなページを作ってみましたが、前述の通りレガシーな手法での制作をしましたので、パストレースやHDRIといった最近流行りの技術は使用していません。マシン環境などの制約もありますが以前にあった、特に車を題材にした作品によく見られたあのカンジ(分かるかな?)を出したかったからです。このバイクの持つトラッドなイメージにはそれが合うのではと。
まずはメインとなるDream50。単体でレンダリング。
カメラ設定を後の背景のデータと合わせておきます。アルファチャンネルやレイヤーメニューのフリンジ削除などで透過部分を抜きます。

少しずらした位置に配置した複数のスポットライトを環境光としています。
背景の雑貨屋です。ラジオシティでのパストレです。左がレンダリング画像。右のが別に用意した草木などを配置し、色調補正したもの。
背景となる雑貨屋さんを別アングルから。ラジオシティ計算に適したモデリングをしてます。が、白塗りの壁のふちの部分はこのような分割にする必要は無かったと思います。白塗りの壁を影を落とさない設定にする方が良かったと今では思います。
ちなみに実在する店舗を参考に製作しました。
景観を含む作品で一番苦労するのが植物の表現かと思いますが、あると無いとで作品のリアリティや表情が大きく違うと思いますので妥協せず制作。
本来こういったものは素材集から良いデータが使用できればいいのですが、透過部分の切り抜き済みのデータはおおむね高価です。今回は後の使用も考えてデジカメで撮ってきた写真を高解像度のままデータ制作しました。
単色の背景のもとで撮影できれば切り抜き作業が大変楽になります。一番左の植木は消しゴムツール(Photoshop)で地道に切り抜きました。これだけで半日かかりましたがとてもオススメしません。街路樹の幹の部分はShadeで制作しました。
以上のデータを合成し、色調補正などをして完成となります。かなり大雑把ですがこのような感じです。
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