サムソー島における脱石油化プロジェクト

デンマーク研究会 関 龍太郎

海に建設されている風力発電の見られる国デンマーク  高齢者福祉のトップへ

                                                    

 

 1.はじめに

 カルンボー市の港を出てから、1時間半かかって、私たちはサムソー島についた。サムソー島は人口4300人の島である。デンマークでは環境庁が2030年までに全使用エネルギーの2分の1を自然エネルギーにしようとした。デンマークでは1976年来「エネルギー計画」がたてられている。90年には2000年に達成する「目標」を決めた「エネルギー2000」が政策の柱となっている。94年にはエネルギー省を廃止し「新たに環境エネルギー省」を設置している。97年にデンマークで自然エネルギーのプロジェクトスタート、1999年に島同士で競い合うコンペを実施している。サムソー島では企画に3年間かかり、10年計画で、島の活性化、雇用の増加にも役立てようとしている。5年間で機械の設置等と配管の仕事で30名の雇用促進となった。島民が事業に投資している。98年以前は5500万クローネ・11億円のエネルギーを買っていた。今はみんなで出し合って、配当方式で事業を展開している。今サムソー島ではも電力は100%が自然エネルギーでできている。地域暖房は55%で木のチップ、麦わら、太陽熱でしている。しかし、移送するためのエネルギー(自動車)は難しい、今のエネルギーは大半風力から転化している。京都議定書でも言われているように10年間に20%エネルギー減らすとしている。しかし、現実は電気製品の使用量は減っていない。逆に増加の傾向すらある。95年「エネルギー未来」と題する政府の報告が公表された。この中で、現状のまま推移したケースと、省エネルギーに最大限努力したケースについて、2030年までのエネルギー予測が行われた。それによれば、1994年に比較して2030年の二酸化炭素排出量は、最大48%もの削減が可能としている。この報告を基として、1996年に公表されたデンマーク最新のエネルギー政策である「エネルギー21」では、EU統合や気候変動枠組み条約など、国際環境の変化を考慮しながら、エネルギー2000の効果を検証し、再生可能エネルギーやエネルギー効率化の促進など、目標に向けて必要な政策を更に大胆に強化してきた。
1997年、日本で地球温暖化防止京都会議が開催され、デンマークはいち早く1995年の二酸化炭素排出量に対する削減目標を明示した。
 デンマークは、国策として2030年までに、再生可能エネルギーでエネルギーを供給していくという目標を掲げ、政府は、前述したように、それを具体化するための「モデルとしてひとつの島を選び、10年間で全てのエネルギーの供給を自然エネルギーに転換していく、社会的実験に取り組むこととした。デンマークのエネルギー省は、公募し、5つの島が応募し、その中から1997年にサムソ島が選ばれたここのような島は、ヨーロッパでは既に表にみられるように各地にある。今回の訪問では主としてエネルギー環境事務所 ソーレン・ハーマンセンさん、ボランティアとして働くアリス・フロスト・ラーセンの話を聞いた。
2.サムソー島の現状
  サムシュ島は、面積114?、南北26km、東西7km、の離島で、ユトランド半島やシェラン島からは、フェリーで1時間半かかる。人口4,300人、労働人口2,100人である。晴天率はデンマーク平均の+10%、降雨量は-10%で、毎年、島内宿泊者は50万人に及ぶ。
夏には、ビーチでのキャンプ客で賑わい、島の北半分は、自然保護区で貴重な動植物や自然環境が観察でき、生徒学生の修学旅行や遠足に訪れることが多い。デンマーク オーフス県 サムソー島である。
 サムソー島の環境対策としては、モデルとして選ばれてから、「サムソー・エネルギー環境事務所」と「サムソー・エネルギー環境会社」を設立した。エネルギー環境事務所の役割は、島民に対して自然エネルギーや省エネルギーについての情報提供や、風力発電機の購入を呼びかけ、島民のエネルギー意識の啓発と広報が主な仕事である。1998年10月には、デンマークエネルギー庁と共同で「サムソーエネルギーメッセ」を開催した。
 この事務所は、今でも住民の協力に支えられており、1人200krの年会費を支払った140人の島民で構成されてい。ゾーレン・ハーマンセンさんがエネルギー環境事務所の代表である。サムソー島が、独立して化石燃料に頼らず、島内の自然にあるものを生かした再生可能なエネルギー、風力、ソーラー、バイオマスとしての木材チップ、麦わらを活用して、エネルギーを100%賄なうことを決めた。
 
3.サムソー島の風力発電
 案内をしてくれたのは、職業紹介所理事長の行政マン(今日はボランティア)で、サムソー島の民間エネルギー環境会議プロジェクト委員長アリス・フロスト・ラーセンさんであった。
 まず、2000年に、島内の電力自給を目指して11基の地上風車を建設された。2000年から稼働し,島内の電力は100%賄っている。50メートルの高さ、羽根の幅33メートルである。発電容量は一基で1000キロワット。その後増加している。
@見学した風車を建設する時は50世帯が申請し、11世帯が許可をもらった。建設の判断基準としては「平地である」「自然保護地帯でない」「民家が500メートル離れている」等がある。9基は個人所有、2基は475人が株を持つ風車である。
A2000年の8月に建設。国が2割補助。建設費は580万クローネ(1億6千万円)かかつた。500万が風車代、残りK80万クローネは基礎工事費とか道であった。
B550万キロワットを出力、1時間あたり1000キロワットを出力している。
C1キロワット60オーレで売れるというシステムになっている。料金は5年間は60オーレで、10年までは43オーレで売れる。
D6年間で元が取れ、その後は100万クローネ(2000万円)づつ5−10年はもうかると予測している。トランビアさんの農家収入が1000万円程度なので、その倍の収入になるという。彼は100haの農場で、トウモロコシ、牧草を栽培し、100頭の
乳牛を飼育している。経営規模は、2.5人という返事であった。デンマークでは農業用地でも25u以内であれば、農業以外の目的に使用してもよい。彼は、洋上風力発電組合の理事長で投資もしていた。
E25000クローネは保険、55000クローネはランニングコストがかかる
F海中に洋上風車が建設されたが、これは陸の倍以上かかっている。現在、10基ある。1300万クローネ 2.3メガを出力し羽根は40メートルである。
G洋上の風車は市営が5つと民間の会社が3つ、小さい2つは協同組合の所有である
H20年間はもつ、島の消費電力は28MWであるが、現時点では消費電力の100%をカバーできている
 また、世界で環境調査をしている民間の地球政策研究所(本部ワシントン)のレスター・ブラウン所長は2003年7月25日に世界規模の風力発電総量は3110万キロワット(1995年の478万の6倍以上)でドイツ1200万キロワット、デンマークは290万キロワット(20%にあたる)になっていると語る。値段も1キロワットのコスト38セント・80年代→現在4セント(約5円)→今後1-2円と下がる。今後の発電拠点として、中国北西部、シベリア東部、アルゼンチン南部のバダゴニア地方を列挙している。
 
・課題としては場所の問題がある。自然保護の地域には建設が出来ないし、羽根の音がうるさい(騒音)という課題も出ている。この点、デンマークでもかなり慎重であった。
 
3.太陽熱とチップの利用・・NORDBY/MARRUP地区、北部
 まず、ノルドビィ・マラップをみて驚いたのは、太陽熱を利用したソーラーシステムの規模である。太陽の出ている時は、ソーラーシステムが稼働して、それが稼働しない時はチップ・システムが稼働する。すなわち、太陽熱が弱くなると自動的にチップ・システムが動き始める。サムソー島では太陽熱パネルや木くず、麦わらを利用した地域暖房は90年代のはじめから取り組んでいる。2003年現在3地区で自然エネルギーによるボイラー施設が稼働しており、島全体の暖房の55%をカバーしている。さらに2地区が建設予定である。
ノルドビィ・マラップのソーラーシステムは、2,500?の容量で、蓄熱タンクは800?あり、昼間暖まったものを夜間使う。規模は2500平方メートルである。
また、それを補完する「木材チップ・システム」は島外から原料を輸入することなく、島内の不要なものを利用して、発育の早い木材を伐採・植林しながらチップとして燃料とする。現在、使用している木は発育が早く、20年で利用可能となるので継続して利用できるが、以前は、この木は強度が弱く材木としては利用できなく、林を持つ人には売れない木であったものが、チップ燃料で潤ってきた。燃料システムは、オートメーション化しており、チップ工場からトラック搬送すれば、後は人手が不要である。少量ずつ燃やすと二酸化炭素の発生が多くなるので、強い火で燃やして蓄熱してストップする。かって、石油燃料を使っていたときは、年間480tを使用しており、1290tの二酸化炭素が削減できた。しかし、太陽、木材のない時も予測して、さらに石油燃料で補完している。この1年間の内、止まったのは配管掃除の時のみであった。 
このシステムで、地域暖房をカバーしている世帯は、一般家庭180世帯、学校が2校、タマネギの乾燥施設におよんでいる。1万メートルの配管をつたわり、80度のものが60度で帰ってくる。主として地域暖房とシャワー、雑用水への熱交換である。
焼却炉の煤塵は、集塵して再燃焼し、更に洗浄しているので、煙突から出ているのは水蒸気だけ。灰は木灰なので農家が肥料に利用している。
総事業費は、配管も含んで1,400万クローネ(28000万円)。
 
4.「麦わら」の利用
 島内で生産される麦わらを利用した給湯プラントを見学した。ここも、前者と同じ考えである。麦わらの塊り1個が600kgで、約200の石油と同じエネルギーが得られる。このプラントは、全自動に稼働でき、麦わらの塊は少しずつ移動しながら、小さなチップに細扮され、空気とともに吹き込まれ効率よく燃焼する。石油と異なり硫黄分などを含まないので、完全燃焼すればSOは発生しない。200世帯に供給している。島内に地域暖房プラントは、3箇所あり更に1箇所麦藁プラントの建設予定しているという。
 エネルギー組合への参加はメンバー方式で、100クローネ(2000円)払うとメンバーになれる。  主管、支管の配管と熱交換器、メーター取り付けは、化石燃料より安い金額を補償する。古い暖房器具は、撤去して新しい熱交換器と取替えた。化石燃料使用時には、各家庭に地下タンクがあったが、それも撤去した。   
自然に優しいエネルギー対策の設備費は、民間、個人に関わらず20%を国が補助していた。今までは、法人化して銀行から金を借りている。10年間で召還できる。新政権では補助をやめたので、この島で今度建設する麦わらプラント(麦の生産量から1個所分可能)は、安くできる補助金はない。また、木材チップは現在充分にあるが、更に1基、プラントの追加は対応できない。全体では集落単位にプラントを造り、離れた世帯は個人用の設備で利用する。ここでは、チップの原料として、新たに「がまの一種」を作付け、農業者12名が協力している。
 
 5.旅行者用キャンプ場の見学(1968年建設 4年前に引継いだ施設)
 夏には島の北西側海岸線10qが観光客で一杯になる。これをまかなうお湯は自然エネルギーを利用し、ソーラーシステム利用のキャンプ場を見学した。お客さんのシャワーをソーラーシステムで実施。24u。デンマークの夏は、日照時間が長いので、温水を貯めることは容易。何かの事故で駄目な場合も想定し、バックアップの石油も用意している。1シーズン16,000泊のお客があり、その人達が2回位シャワーを利用する。
  この施設の権利を買ったオーナーは10年間で回収できると考えている。学校の合宿で全国から1週間位来島滞在する。子供達は観光だけでなく、エネルギーの問題も勉強して帰る。昨年のデンマークエネルギー全国会議は、ここで開催された。
  宿泊は、キャンピングカー、テント、バンガロー等で1泊450〜500人が可能。
  ソーラーシステムは目立たな建て方を心がけている。今まで電気だけで給湯しており、お客さんがコインを入れて一定時間お湯を使っていたが、計算するとソーラーシステムにすれば採算が合い、節電、環境に優しい民間のプロジェクトで始めた。当時は国の補助金があったが、今は政権が変わってなくなった。島内で金が廻ることがいいと考えている。風呂、シャワーだけではなく、床暖房にも利用しており、40℃は床暖房に丁度良い。1日1時間太陽が照れば、暖かいお湯が使える。年間の給湯量の10〜15%をソーラーでカバーしている。夏の間はソーラーだけで充分である。

太陽熱の利用を深刻に考えている国デンマーク

  
6.その他の地域
 このほか、地域暖房が整備されていない地域では、ソーラーシステム100施設、バイオマスボイラー120基、温水ポンプシステム35基が稼働しており、家畜屎尿からのメタンガスの利用した発電システム(2002年秋設備完成   15KW)、エネルギー作物としてがまの作付けも検討している。案内をして頂いたラーセンさんは、「嘗て、島外からエネルギーを買うために5,500kr(11億円)使っていた。今ではそれが島内で使えるようになり、4年間で30人の雇用が生まれた。島から出た若者が帰って来た」と。
  サムソー島は1998年のプロジェクトが始まる以前は、島外から5,500万kwのエネルギーを買っており、島内の様な所得の少ない所でエネルギーに大金を使っていた。嘗て島外に出していたお金が、今では島内で動いていることとなる。どう考えるかだ。
 面積112ku、人口4,300人の島の経済は、農業と観光、更にエネルギー関係も大きなセクターとなっている。エネルギー関係で3億kr(60億円)投資している。自然エネルギーの開発は、島では重要な産業になりつつある。島内で生産している木材でチップを保っており、この木材は個人用の暖炉にも使えるし、地域暖房にも役立っている。
また、この島には別荘地が4個所あり、道路からは木が遮蔽して200戸の別荘も見えないような造りである。夏になると多いときには25,000人位になる。年間宿泊人日数は、50万泊になる。それだけの観光客が来ることによって暖房は使わないがシャワーを使うので電力は消費する。そのエネルギーをソーラーシステムという自然エネルギーを活用している。
7.おわりに
  以上みてきたように、デンマークでは「新エネルギー」が四つある。「風力」「バイオガス(最終処分場から発生するガス)」「木材、麦わら等の利用」「太陽熱」である。第一に風力があげられる。日本とデンマークの違いである。私としては、日本が遅れていると思う。サムソーの島では、島内の電力を自前で供給する。基本となる風力発電については、デンマークでは、もともと電力は風力タービンの開発を始めていたので、割に簡単な問題であり、既に10基の地上風車で賄っている。大きなものでは、1基で1000キロワットの発電能力があり、約100軒分の電力をまかなうことが出来る。
 今回、視察したサムソー島では、2000年に風力タービンを新しく11基(1MW)増設したが(3基、3基、5基)、その費用は島民が出し合っている。また、昨年12月に島の南4qほど沖合の海上に、10基の大型風力タービンが完成した。(風力発電塔の高さが80m)1基当たり2,300kwだから10基で年間には7,750万kwHの電力生産となる。それだけ火力発電が減るというロジックでやっている。
 島内の風力発電は、個人のもの、共同で投資(1口3,000クローネ)したもので、1口から10口の株を購入する方式等、色々な方式で資本が参画できる。5〜6年で元が取れる。
  地域暖房の配管は、水道、電気と同様にみんなで費用負担してできた。
  1998年のプロジェクトが始まる以前は、島外から5,500万kwのエネルギーを買っており、島内の様な所得の少ない所でエネルギーに大金を使っていた。嘗て島外に出していたお金が、今では島内で動いていることとなる。どう考えるかだ。
  面積112ku、人口4,300人の島の経済は、農業と観光、更にエネルギー関係も大きなセクターとなっている。エネルギー関係で3億クローネ(60億円)投資している。自然エネルギーの開発は、島では重要な産業になりつつある。島内で生産している木材でチップを保っており、この木材は個人用の暖炉にも使えるし、地域暖房にも役立っている。
  なお、デンマークは国民投票で原子力発電をやめた国である。デンマークの風力発電は6500基(2002年)あり、日本の約7倍である。2003年現在総発電量に占める風力発電の割合は約16%であるが2030年には30%にする目標を立てている。
また、デンマークの風力発電について、論ずる時、フォルケセンター抜きにしては語れない。プレーベン ミーガー氏は1983年、「政府が60万キロワットの原発一基つくるなら風車を3万台つくろう」とフォルケセンターを創設し風車発電をはじめている
ここからは、民衆の参加、協同精神と原子力への懸念を読みとることが出来る。その後、このセンターにおいて、風力発電、太陽熱利用、バイオガス、木屑の利用という総合的な「エネルギーボックス」の研究が続けられている。この延長線上に「自然エネルギーの島」があると理解している。
 第2に、地域暖房をしている国である。そのエネルギーは自前で供給すると言う考えである。デンマークでは、長い冬の期間に必要な暖房は重要であり、これまで個々に石油や電気に依存していた。現在では地域暖房として55%を島内で供給している。そのエネルギーは、木材チップ、太陽熱、麦藁で賄っている。この他、農家の250戸が木材か、太陽熱か、麦藁を使って暖房を確保している。日本の場合、気候上地域暖房は普及していない。
 この他にも、プロジェクトは、10年間に当時のエネルギー消費量から、年間エネルギー消費量の20%を減らすことを目標にして、家屋の断熱(二重窓)等も一環としてキャンペーンをしている。ただ難しいのは、だんだんと各家庭が電気製品を持つようになっているので、少しは下がったけれども期待したほどではなかった。
 第3に ごみに関する意識の差である。まず、ゴミの減量、そして、再使用、最後に再利用という順番で、それが根付いている。例えば、缶ビール、缶ジュース等の缶飲料がない。従って缶の自動販売機がない。飲料水はビンとか硬質のペットボトルが使用され、デポジット方式になっている。不要な包装はしない。生ゴミは家庭でのコンポストや一部の自治体では別に収集して堆肥化したり、家畜の糞にようと併せて「バイオガス発電」をしているのです。福岡市の荒木市会議員はホームページで「ゴミの排出量が福岡市の10分の1」と報告しています。日本のゴミは75%を焼却し、14%を埋め立て、11%が資源や堆肥にされていてリサイクル率は8%と言われているかが、デンマークでは50%を資源化する目標を立てている。
 もちろん、分別収集用のコンテナも、新聞紙、雑誌、ビン、缶。古着、古靴と30種類と言われている。
  
 我が国でも、1999年4月「地球温暖化対策の推進に関する法律」が施行され、「地球温暖化対策に関する基本方針」が閣議決定されている。そのなかで次の5点が定められている。
@エネルギー効果の向上と省エネルギー対策の推進
A太陽光発電などのクリーンな新エネルギーの積極的な開発導入
B植林等によるCOの吸収、固定化の推進
C国民のライフスタイルの見直し
Dその他、(集中排泄源対策等)
 しかし、問題は具体的な動きが少ない。具体的な意識をどう作るかであろう。そのような意味では「デンマークの取り組みから」学ぶ点も大いいのではなかろうか。  トップに戻る 高齢者福祉のトップへ