リハ概論試験過去問題

問1. 障害受容にいたる心理状態として誤っているのを2つあげよ

1.否定

2.保続

3.ショック

4.混乱

5.後悔

6.葛藤

7.受容

8.認知

答え・・・28

 

問2.心的外傷後ストレス障害(PTSD)で適切でないものを2つあげよ

1.被害妄想が生じる

2.自律神経が過剰に活動して、過剰な覚醒を伴う

3.激しい頭痛にみまわれる

4.フラッシュバックが生じる

5.睡眠障害を生じる

答え・・・13

 

3.労働基準法で原則としてさだめられている1週間の労働時間は休憩時間を除くとどれか。
1.30時間を超えない。
2.40時間を超えない。
3.50時間を超えない。
4.60時間を超えない。

答え・・2

問4.国民医療費に含まれる費用はどれか。
1.予防接種
2.正常な分娩
3.人間ドック
4.入院時の食事

答え・・・4

問5.全ての人が差別されることなく同じように生活できるという考え方を示している
のはどれか。
1.ヘルスプロモーション
2.ノーマライゼーション
3.プライマリヘルスケア
4.エンパワメント

答え・・・2

6高齢者保健について、誤っているのはどれか

1.   適切なライフスタイルを維持することが大切である

2.   8020運動は高齢者の口腔と歯のための運動である。

3.   骨折を予防するためにはなるべく外出を控えるべきである

4.   適切な身体活動は筋力を維持するのに必要である。

5.   多くの人とコミュニケーションをとることが生きがいにつながる

答え・・・3


7.日本の平成23(2011年)における主要死因別にみた死亡率が最も高いのはどれか。
1.肺炎
2.心疾患
3.悪性新生物
4.脳血管疾患

答え・・・4

8. 要介護認定の申請先はどれか。
1.都道府県
2.市町村
3.診療所
4.訪問介護ステーション

答え・・2

9.地域包括支援センターを設置できるのはどれか。
1.国
2.都道府県
3.市町村
4.健康保険組合

答え・・3

10. 平成22年(2010年)の国民健康・栄養調査において、運動習慣のある
女性の割合が最も高いのはどれか。
1.20〜29歳
2.30〜39歳
3.40〜49歳
4.50〜59歳
5.60〜69歳

答え・・・5


11.我が国の介護保険制度について正しいのはどれか

1.   介護を必要としない社会をつくることを主目的とする。

2.   介護を行う家族への金銭給付が基本である。

3.   .介護保険サービスの内容は要介護ごとに法律で定められている。

4.   要介護認定において主治医意見書は資料となる

5.   要介護と認定されたものには急性期医療は行わない

答え・・・・4

 

12.医療圏について誤っているのはどれか

1.   医療法に規定されている

2.   地域医療の計画策定のために設定されている

3.   初期、2次、3次救急医療と対応している

4.   2次医療圏は保健所の担当区域割当の参考となる

5.   3次医療圏は北海道を除いて、都道府県単位で構成されている。

答え・・・3

 

13.プライマリヘルスケア活動に含まれないのはどれか

1.   予防と対策に関する教育

2.   安全な飲料水の世話

3.   家族計画の推進

4.   専門医の養成

5.   基本的な医薬品の常備

答え・・・4

 

14.疾患と一次予防の組み合わせで正しいのは、どれとどれか

1.   肺がんと禁煙

2.   花粉症と脱感作療法

3.   脳血管疾患と減塩

4.   ウィルス肝炎とインターフェロン投与

5.   フェニルケトン尿症と新生児マススクリーニング

答え・・・13

 

 

15.PDCAサイクルに含まれないのはどれか

1.   計画

2.   実行

3.   熟練

4.   評価

5.   改善

答え・・・3

 

16.我が国の医療制度に関する記述である。正しいものはどれか。一つ選べ

1.   自営業者は、国民健康保険に加入する

2.   被用者保険においては、事業主が保険料を全額負担する。

3.   医療機関受診の際に、被保険者は医療費の全額を支払う。

4.   一人当たりの国民医療費は、減少傾向にある。

5.   診療所とは、病床を持たない医療機関を指す

答え・・1

 

17、地域保健行政に関する記述である。正しいのはどれか。一つ選べ

1.   保健所の管轄人口は、法律で10万人以内と定められている。

2.   保健所には、二人以上の管理栄養士の配置が規定されている。

3.   保健所の根拠法令は、地域保健法である。

4.   市町村保健センターは、保健所の指示の下に業務を行う

5.   食品の監視は、市町村保健センターの業務である。

答え・・・3

 

18.一次予防はどれか

1.   労働者のがん検診

2.   精神障がい者の作業療法

3.   脳卒中患者の理学療法

4.   性感染症予防のためのコンドームの使用

答え・・4

 

公衆衛生試験問題・・・・回答は公衆衛生の教科書にあります。調べておこう。

1、語群の中から最も適切な言葉を選び記入せよ

(1)国民の医療費は増加している。医療費の三要素を中心に国民の医療費の増加の要因を探る必要がある。医療費の三要素とは、(   )1件あたりの受診日数、1日あたりの医療費である。

 

受診率、精密検査率、服薬率、入院率、在宅死亡率

 

(2)WHOでは、健康とは、身体的、精神的、そして、(     ) にあまねく、安寧な状態にあることであって、単に病気がなく虚弱ではないということではないと定義している。

 

物質的、社会的、世界的、金銭的

 

(3)1978年にアルマーアタで採択されたWHO/UNICEF(    )は、健康を世界中の人々の権利として位置づけた、人類の貴重な一里塚である。

 

人権宣言、環境宣言、ヘルシンキ宣言、プライマリー・ヘルスケア

(4).健康日本21の基本理念は、すべての国民が健康で明るく元気で生活できる社会の実現である。一次予防に重点をおき、(   )や要介護状態を減少させ、健康寿命の延伸などを目標にしている。

悪性新生物の減少、自殺の減少、メタボリックシンドロームの減少、壮年期死亡の減少、保健医療福祉の充実

 

(5)2003年、WHO総会で「タバコ枠組み条約」が採択され、健康日本21と連動しつつ、@喫煙の害に関する知識の普及、A(         )、B受動喫煙の防止、C禁煙支援に関する対策が推進されている。

 

がん講演会の充実、禁煙列車の拡大、禁煙教育の充実、未成年者の喫煙防止

 (6).国民健康栄養調査は全国から無作為に抽出された300単位区の世帯と世帯員を対象として、毎年11月に(   )が実施する。平成15年から腹囲の測定が開始され、メタボリックシンドロームに関わる実態の把握が進められている。


市町村、病院、保健所、栄養大学、地域包括支援センター、

(7).平成18年6月に健康保険法等が改正され、「     」の総合的な推進、新たな高齢者医療制度の創設、保険者の再編統合などが18年10月順次施行されることとなった。


エイズ対策、がん対策、医療費適正化、糖尿病対策、

(8)
.悪性新生物は昭和56年以来、第1位の死因であり、粗死亡率は一貫して上昇している、平成15年の部位別死亡数は、男では( )、( )、( )、大腸の順に多く、女では大腸、胃、肺、肝、乳房の順に多い。


大腸、胃、肺、肝、乳房、膵臓、血液

(9)
.平均余命は、現在の年齢別死亡率が今後も一定不変と仮定した場合の、ある年齢からの期待生存年数であり、生命表に基づいて計算される。( )歳の平均余命をとくに平均寿命という。平成12年度、男は長野県、福井県など、女は沖縄県、福井県などで平均寿命が長い。


75,65,50,20、0,

(10)
.平成14年の患者調査によって、入院患者の重症度をみると、「生命の危険がある」が6%、「生命の危険は少ないが入院治療、手術を要する」が60%、「受け入れ条件が整えば退院可能」が19%などである。(  )とされるこのような「受け入れ条件が整えば退院可能」の者の割合は年齢ととともに大きくなる。


廃用症候群、生活不活発病、社会的入院、施設待機者、

(11)
.国民健康栄養調査によると、我が国の食塩摂取量は10.7cで減少傾向にあるが、成人における目標値「1日( )c未満」を達成できていない。


        5,6,7,8,9,10,11,

(12)
.平成14年の糖尿病実態調査では、「糖尿病が強く疑われる人」(ヘモグロビンA1cが6.1%以上または糖尿病治療中)は(   )万人であった。


140、240、340、540、740

(13)
.日本の介護保険制度は、国、都道府県、医療保険者、年金保険者が市町村を支え合う形をとる。保険者は市町村である。被保険者は65歳以上の第1号 保険者と( )歳の2号保険者からなる。


20−64、30−64、40−64、50−64、60−64

(14).WHO/UNAIDS(国連合同エイズ計画)で推定している世界のHIV感染者・エイズ患者は平成17年末で約(  )万人である。


100、500,1000、2000、4030

 

 

2.正しいものに○、間違っているものに×をつけ、間違っているところにアンダーラインを引き訂正しなさい

 

(1)平均寿命は65歳の平均余命をもって示すことになっている

 

(2)全国の保健所長は原則として全員医師である

 

(3)労働者の健康診断については労働安全衛生法に定められている

 

(4)介護保険の老人保健施設は、県か市町村が設立することになっている

 

(5)エイズはプール、とか日本式の風呂では感染しない

 

(6)日本では20〜24歳の女子の死因の1位は自殺である

 

(7)日本のエイズの感染者には母子感染の子供はいない

 

(8)日本の介護保険では現金給付を希望すると現金を受けとることが出来る

 

 

3.適切な言葉を語群より選び記入せよ。

 

対人保健サービス、対物保健サービス、環境サービス、保健衛生、環境衛生、公衆衛生、肥満、メタボリック症候群、適正体重を維持する、大腸がん、肝臓がん、子宮がん、進行、血行性、生存権、労働権、団結権、

 

@憲法25条で「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と(  )が保障されています。

 

A生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・(    )に関与する症候群をいいます。

 

Bわが国における悪性新生物の臓器別死亡率について、昭和45年に男女とも第1位をしめていた胃がんは低下傾向を示し、かわって、肺がんや(   )が増加しています。

 

Cインスリン非依存性の糖尿病は、カロリーの過剰摂取と運動不足による(

      )

が関係しています。

 

D健康と生活習慣の関係について、米国の医学者であるブレスローが示した7つの生活習慣とは下記の7つです。

1.  適正な生活習慣

2.  喫煙をしない

3.  (                 )

4.  過度の飲酒をしない

5.  定期的にかなり激しい運動をする

6.  朝食を毎日食べる

7.  間食をしない

 

E保健所や市町村によって提供される保健サービスを地域保健サービスといい、老人保健、母子保健、精神保健、感染症対策等の対人保健サービスと、食品衛生、薬事衛生、環境衛生等の(      )に大別されます。

 

4..次の語句を200字程度で説明しなさい

@   トリアージ

 

 

 

A   再興感染症

 

 

 

B   EBM/Nの3段階

 

 

 

C   水俣病

 

 

 

問1.感染症とか食中毒の発生の三条件とは何かをあげなさい。具体例として「雪印の食中毒」を例にとって300字程度で三条件を説明せよ。                   (裏を使用)

 

問2.正しいものには○、誤っているものには×をつけ、×の部分に線をひき訂正しなさい。

 

(1)平均寿命は60歳の平均余命である

 

(2)45ー54歳の壮年期の有訴者率は筋骨格系に関するものが最も高い

 

(3)痴呆は増加の傾向があるが、出来るだけ規模の大きな施設に入れて、集団で対策を行った方がよい

 

(4)島根県の女性の平均寿命は全国2ー3位であるが男性は20ー25位である

 

(5)小型球形ウィルスは食中毒の原因物質であり、かきの中にいる

 

(6)母の年齢別出生率を合計した合計特殊出生率は減少したことや総再生産率または純再生産率などの指標からして、わが国の将来人口は減少の傾向にある

 

(7)労働者の健康診断については「労働安全衛生法」に定められている

 

(8)市町村保健センターは地域保健法で市町村の保健活動の拠点として位置づけられている

 

(9)エイズは蚊にさされることによってもうつる

 

(10)日本のエイズの感染者には母子感染のこどもはいない

 

(11)0157は患者から人に二次感染をすることはない

 

(12)最近の日本の青年期の死亡では自殺、事故が上位を占めている

 

(13)健康日本21では、具体的な数値目標を示されている

 

(14)老人保健事業の第四次計画には、個人の健康教育はあるが「介護教室」はない

 

(15)難病には胃ガン、子宮ガン等のガンも含まれており、医療費の自己負担の軽減がされている

 

問3.健康とは何か、WHOの定義をもとに説明せよ ..トップに戻る