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養神館合気道
                   



第9回県大会


                 宍道湖の夕日           開会式

   島根養神館創立30周年記念第9回養神館合気道山陰地区総合演武大会報告
1.はじめに
  島根養神館は本年創立30周年を記念して、島根県立武道館において第9回養神館合気道山陰地区総合演武大会を8月25日、26日と2日間にわたり盛大に挙行しました。
 演武大会は松江市教育委員会教育長を初めとする地元の有力者・有識者にご来賓ご高覧いただく中で本会員はもとより本部道場、京都無限塾、養神館合気道龍大阪など遠方からの養神館合気道の招請・招待団体や不遷流柔術盛武館、川津はごもろ会などの地域団体の参加を得て交流を深め、1日目の講習会と合わせ2日間で延べ105名の参加者があり盛会裡のうちに終了することができました。
 
     
 本部席               開会式            観客の皆様
2.大会一部講習会
 1日目は合気道養神館宗家塩田泰久先生と京都無限塾代表パイエ・ジャック先生により30分ずつ講習を受けました。養神館関係者の参加者このは講師2名に加え2名の随行指導員(合気道養神館本部指導員内川直哉・無限塾指導員クランプトン・クリス)の他、村川真啓氏を代表とする龍大阪5名、計9名でした。島根養神館は30名の参加がありました。そのうち静岡県からは2名(浜松大学道場の脇川新治、静岡支部の赤田文彦)のOBの参加もありました。参加者全員で39名でした。宗家は構え、正座法、体の変更(二)、臂力の養成(二)を指導されました。パイエジャク先生は横面打ち(一)の補助動作、横面打ち四方投げ(一)横面打ち四方投げ(二)の指導をされました。講習会後は、宗家には市内の松江城や堀川遊覧の観光案内をし、国際観光都市松江を堪能していただきました。大手前広場ではだんだん夏祭りと称する町内諸団体の踊りのパレ-ドがあり、大会を翌日に控えた島根養神館のためであるかのように大会前の雰囲気を一層盛り上げてくれました。

       
    龍大阪の会員        宗家の講習会     力の抜き方の伝授
 皇太子もお泊まりになったことのあるホテル宍道湖で祝賀会(26名参加)が催され、支部長挨拶に続き宗家の挨拶をいただき招請の講師陣(パイエ・ジャック先生や内川直哉氏)に宗家や養神館との出会いにまつわるエピソ-ドを披露していただきました。この席において支部長より創立30周年に当たり貢献していただいた方々に感謝状と記念品が贈呈されました。感謝状を贈呈された方は次の方々です。宗家塩田泰久様、龍大阪村川真啓様、境港道場津森孝弘氏、出雲弥山道場板倉敬司氏の4名でした。南桜井同好会萩田静子様には後日、贈呈することとなりました。懇親会では招待者を中心に出会いのエピソ-ドが披露され多いに盛り上がりました。お互い同士の交流は時間の関係上、十分ではありませんでしたが、川津はごろも会の踊りなども披露されました。最後にはアンコ-ルをかけ多いに盛り上げました。スナックであった二次会には宿泊者全員、21名の参加がありました。明日の大会を控え午後10時にはお開きといたしました。飲み足りない人、話したりない人もいたようですいが、やむを得ませんでした。
           
  祝賀会           右端は龍大阪村川真啓代表 宗家塩田泰久先生
3.大会2日目
 2日目の大会は予定通り午前10時に開催され、定刻通り午後12時30分頃には記念写真を含めて競技演武やその他の演武をすべて終了いたしました。来賓には松江市教育委員長福島律子様を初めといたしまして山陰新報社専務取締役三沢享一郎様、島根県柔道連盟副会長青木幸正様、松江市市議会議員比良幸男様、不遷流柔術盛武館島根県本部長重吉伸一様、株式会社サピイ社長山本偉(すぐる)様、安部由美子様の7名の方がありました。
 講師を含め招待した養神館関係者は合気道養神館宗家塩田泰久先生、京都無限塾代表パイエ・ジャック先生、随行指導員として合気道養神館本部指導員内川直哉氏、無限塾指導員クランプトン・クリス氏、養神館合気道龍大阪の村川真啓代表、牧野英隆氏、中西啓二氏、中村節夫氏、中村喜代子女史の9名でした。島根養神館の参加者は38名でした。招待演武参加者として不遷流柔術盛武館島根県本部の6名(重吉伸一様、三島伸様、三成勉様、奥村強様、森脇靖様、森脇祐太様)の参加がありました。アトラクションとして銭太鼓と日本舞踊があり川津はごもろ会のメンバ-7名(須藤佳代様、小川澄子様、赤木朝子様、田辺千津子様、竹口喜久子様、山本節子様、神田正江様)の参加がありました。2日目の大会参加者は総勢で66名でした。

         
     競技演武           競技演武      川津はごもろ会の演舞

       
  パイエジャク先生演武      支部長演武     宗家の総合解説演武

 開会式では教育長福島律子様や島根県柔道連盟副会長青木幸正様のご挨拶の他、南桜井同好会の萩田静子様から御祝いの電報やお花をいただきご披露させていただきました。
 競技演武は5部門ありました。少年の部では坂本陽斗、入門コ-スの部では桜井誠二、基本コ-スの部では岡本康史、基本技の部では伊藤健一、自由技の部では渡部真が優秀演武賞を受賞しました。他に特別賞として自由技の部で健闘した龍大阪の中西啓二氏に優秀演武賞を授与することが後日、宗家により決定されました。護身術に続き川津はごろも会の日本舞踊や銭太鼓の演舞があり、初めて目にした者も多く、その優雅さに武と舞の違いはあれ、何か共通する美の世界に心を引かれた参加者や観衆も多かったと思います。その後は一般演武、指導者演武、不遷流柔術盛武館島根県本部による演武、賛助演武、道場長演武、支部長演武、宗家による総合解説演武と続き演武はすべて終了いたしました。時間に追われる中で、途中席を立つものは一人もなく、最後は宗家の極意技により観衆を魅了し、大会は成功のうちに終了いたしました。閉会式では5部門の優秀演武賞の賞状授与の他不遷流盛武館島根県本部の皆様に対して感謝状を贈呈いたしました。後日、南桜井同好会の萩田静子様にも感謝状の贈呈が決定されました。この後の昼食会では、山陰名物の蟹寿司を全員で食べた後、午後の講習会が1時間半にわたりありました。前半の45分は宗家により基本動作を中心に力に抜き方などの指導がありました。正面打ち1カ条抑え(一)の打ち方、正面打ち1カ条抑え(一)抑えの補助動作での力の抜き方、、正面打ち3カ条(一)の締め方、正面打ち3カ条抑え(二)の回転による締め方、呼吸法おける力の抜き方、肘締めの締め方の指導があり稽古しました。後半の45分はパイエジャック先生により体の変更(二)の応用としての逆半身からの体さばきの指導がありました。その体さばきを使い片手持ち側面入り身投げ(二)、片手持ち正面入り身投げ(二)、片手持ち正面入り身投げ(二)、片手持ち2カ条抑えの締め方の指導及び稽古をしました。最後は宗家の号令により構え、正座法で正座をし、神前に礼をして終わりました。見ていた私にも多くの極意を伝授していただきました。演武しながらいつもと状態が違うと思っていた私に宗家は固くなっていると指摘され、極意の基本に気付かされたことは大きな収穫でした。
                                                                                                                 
       

3.終わりに
  来賓の皆様方にはご多忙な中ご臨席いただきありがとうございました。宗家、パイエジャク先生、龍大阪の村川真啓代表にはご多忙な中、遠路多数の方を引き連れご参集いただきありがとうございました。不遷流盛武館や川津はごろも会の皆様には大会に見事な演武あるいは演舞により花を添えていただきありがとうございました。
 教育長を初めとするご来賓の皆様方やご観覧の皆様方には最後までご高覧いただき感謝しております。選手の中には初めての競技演武に参加した者もおり、緊張感あふれる中で奮闘し有意義な結果が得られたように思います。
 演武大会を通じて観客の皆様方にも大きな感動を与え、喜んでいただいたことを後で拝聴いたしましたことは主催者といたしましては望外の喜びとするところであります。これも関係各位の皆様方のご協力の賜として深く感謝いたすところであります。
 来年は31周年となり、山陰地区総合演武大会も10回目となります。来年も大会を開催しますので今後とも変わる事なくご支援ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

      
      閉会式                            神前