本文へスキップ

松江市朝日公民館 

人権教育部human rights education

 

日 時  217日(月) 14:30〜16:00
          朝日公民館14:00集合(タクシーで移動します)
場 所  菅田会館
内 容  同和問題の現状と課題、同和問題に関する考えや思い、学校や地域における教育・啓発の在り方への提言、生き方としての差別問題等について、会館の指導職員さんにお話いただきます。
申し込み 2/7(金)までにお申し込みください。


−中央ブロック人権・同和教育視察研修で長島愛生園へ行きました−
11月7日・8日の2日間、「中央ブロック人権・同和教育視察研修」があり、視察先の1つである岡山県の「国立療養所長島愛生園」に行きました。
長島愛生園は全国に13ある国立ハンセン病療養所の1つです。昭和6年に「癩(らい)予防法」が施行され、国の主導で組織的に長島愛生園にもハンセン病患者の強制隔離が行われました。昭和20年代に治療薬が現れ、ハンセン病は治る病気になりました。感染力も非常に弱いことが証明されており、療養所の医師や職員で感染した方はいません。しかし、国が隔離政策を続けたため偏見や差別が助長されてしまいました。
 平成8年「らい予防法」が廃止され、平成13年「らい予防法違憲国家賠償請求訴訟」において患者原告側が勝訴し、国が誤りを認め謝罪しました。現在の入所者は、高齢であることと、後遺症のため社会復帰は難しく、この療養所にとどまり、同じ間違いを繰り返さないためにさまざまな活動を行っておられます。学校で話をする機会もあるそうです。そんな中で子どもが親にハンセン病について聞いてみると「伝染病だから近づいてはダメ」と言われ、「いや、ハンセン病は治る病気で、もううつらない」と言ったということも話しておられました。
 こういうことからも私たちにできることは、ハンセン病について正しく理解し、それをまわりの人に伝えて根強く残っている偏見や差別をなくしていくことだと思います。

朝日公民館運営協議会

〒690-0001
島根県松江市東朝日町49

TEL 21-3432