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教育問題懇談会

[2006.5/6]
  4月29日、小学校から高校までの先生の代表4名と県本部の議員が参加し、教育問題懇談会を行いました。
 午前11時から午後4時まで、40分ほどの昼食時間をはさんで3コマに分け、私がコーディネーター役。緊張の連続で、かつ、みっちりと、午後4時、終わると皆さんからため息。充実した意見交換ができました。

 テーマは、@義務教育の使命と教育内容の改善A教師の質の向上B学校や教育委員会の改革としました。
 具体的には、学力の現状認識と対策、学校5日制、家庭の教育力、宿題や補習の是非と方法、学力調査、競争原理導入の是非、調査結果の取り扱い、学ぶ意欲の向上と学習習慣の確立、幼児教育、総合学習のあり方、小学校段階における英語教育、幼小中高校の連携、教員研修の充実、教員の評価制度、評価への児童生徒の関与、教員の多忙感、評価結果と給与、評価結果の開示、特色ある学校作りと学校間競争の導入、外部評価制度や保護者、地域住民の学校運営への参画、教員の任用権の移譲問題等等、幅広く論議しましたが、時間が短く消化不良の面も。

 参加した議員は、事前に学校現場を訪れたり、教育長などと意見交換を行うなど、準備して参加してくれ、多くの質問項目を準備していたようですが、全部を取り上げることなど到底無理でした。
 それでも、相当刺激になり、これからの調査活動や教育論議のしっかりしたベースを作ることができました。

 以下、意見交換の中で私がメモに残したものを列挙しておきます。
 島根の教育、是非あなたのご意見をお寄せください。

家庭の教育力と子ども達の現状
 家庭の教育力が確実に落ちている。
 深夜までゲームに没頭している親、乳飲み子を抱えてPTAの飲み会に来る母親。
 問題を抱えた子どもに対して、子育てに対する自信がない。相談に行く場所もない。
 生活習慣が確立されていない。 コミュニケーション能力が落ちてきた。
 挨拶ができなくなった。
 対策のため地域との連携と言いながら不審者対策との整合が難しい。
 不安感を煽り立てている面も。
 テレビ視聴が長く家庭学習が短い。
 子どもの関心を引く番組が遅くまであることや携帯メール、PC。
 子ども達の生活に都会も田舎もない。
 食事のバランスがいいと成績も良い。

特別支援
 LD、ADHDがクラスに二人いるとお手上げ状態。一人の担任では手が回らない。
 ニコニコサポート事業、一日5時間しかないので先生の取り合い。
 打ち合わせの時間も取れない状況。

教師の多忙感
 一人に要求されることが多すぎる。
 振替休日を取ることができない。
 とにかく書類が多い。行事が多い。しかしやめるものがない。
 研究校。やりたくもないものを押し付けられる。そのための書類が多い。
 教育委員会の中でも学校教育課がとても忙しい。文書の半分は学校教育課関係。
 人手が足りなさすぎ。

小学校での英語学習
 小学校の英語教育は必要ないが、リスニング力がつく。言葉としては5%。
 雲城小学校の取り組み〜コミュニケーション能力を付ける。大きな力になるのではないか。
 島根では96%が小学校で英語の取り組み。時間数が少ない。
 必修になった時、研修が4%しかされていない。小学校の先生はパニックになるのでは。

研究事業
 期間が終われば単独事業となり予算はつかない。
 教育予算も軒並みカット。大変な状況の中で進めようとしている。

総合学習
 総合学習はお金がかかる。準備にも時間がかかる。しかし予算がない、人手がない。
 学校規模によっても違う。

学力対策
 中学校は、教科担任制のため、他の教科での実情がわからず宿題が出しづらい。
 集団下校のため、個別指導ができなくなった。

研修・研究授業
 教育センター等で行われている研修はおおむね良い。
 現場でどう具体的に研修するのかわからないものがあるが、具体的な指示はない。
 例えば、コミュニケーション能力についての研修を1時間でどう行うのか。
 研修に出る時間がない。出ると授業に穴が開き、後が忙しくなる。
   〜研修や出張に出たくない。
 子どもの視点を入れた授業評価が必要ではないか。

教員評価制度、学校評価制度
 校長、教頭と話し合える機会があってよかった。
 ある高校、90人の教員がいて20分でも30時間。負担がかかりすぎるのではないか。
 子ども達と接する時間が欲しいのに厳しい。
 学校評価の時間と手間、人事と併行してやるので厳しい。他の業務に影響が出ている。
 小学校では15分の面接。〜文章力で評価を受けるようになるのではないか。
 多忙感だけあって何がいいのか。
 市教委では勤務時間内で評価するという一方、
     県の教育監は時間外活動等についても評価の対象と言う。
 5時に帰らなければならない教員もいる。一人一人置かれている状況によって違う。
 チームワークによって動いているのが学校。それが分断されてしまうのではないか。
 形骸化してしまうのではないか、教育現場にそぐわないのではないか。

学力調査
 学力調査によって他校との比較が明らかになり、学力低下がわかった。
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