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2009年11月議会一問一答質問

[2009/12/3]
 あと5秒でも残っていれば、しておきたかった最後の質問にも入れたのですが、その時間を残すことなくブザーが鳴ってしまい、断念(><)  う、う、う、、残念。
 と、こんな場面もありましたが
  1. 子ども読書活動推進計画について
  2. 子どものメディア対策について
 質疑内容は下記の通りです。それぞれ文字色で私の質問知事答弁関係部長・教育長答弁がわかるようになっています。
 9月、インターンに来た松江市内出身の高専生に、学校図書館の調査を課題に、小中学校8校の現場を踏まえてリポートを書いてもらいました。
 彼女のリポートは、「私が小学生、中学生のころの学校図書館を思い出すと誰もいない本が置いてある淋しい部屋がうかんでくる。自分から進んで図書室へ行こうと思ったことはないし、本を借りたこともほとんどない。今回、学校図書館が整備され、司書が配置されたことを知りとても羨ましく思った」との書き出しで始まっています。
 ある石見部の小学校では、母親と一緒に参観に来た卒業生が「良いなあ。こんな図書館だったらもっと来たのに。ずるいなあ」と言ったと。
 また、全くと言っていいほど本を読む文化がなかった隠岐のある島では、家に帰るとゲームばかりしていた小学生が、本の楽しさを知ってゲームをしなくなり、家庭で本の話題に花が咲くようになったと。
 県内各地で劇的に変わりつつある学校図書館、それは、子どもたちに豊かな育ちの種を植え付けることになっています。
 「子どもたちのためにこんな素晴らしい事業を実現してくださった知事に、是非感謝の思いを伝えてほしい」との奥出雲の司書の伝言を知事に伝えましたが、知事は早速この方にはがきを書いてくださったとのこと。はがきを受け取った彼女は、「とても感激しました。ますます頑張ろうと思いました」とメールを下さいました。
 子どもたちを思う知事の暖かい眼差しがこうした結果を生んでいるのだと思います。
 緒に就いたばかりの学校図書館への人配置事業ですが、知事はこれまでの事業の推移についてどのような感想をお持ちかお尋ねいたします。
 学校図書館の事業が今年度予算から始まりまして、途中の状況を私も聞くことがありました。ちょうど東京でシンポジウムがありまして、その前に学校司書の方、それから司書教諭の方に集まってもらいまして、今どういう状況になっているかというような話を聞いたわけですが、そうすると皆さんの意見が、学校司書が配置されることによって、子どもたちが図書館に多く来るようになったと、それから読書量がふえたと、それで学校の先生たちも、子どもたちに図書に関心を持ってもらうために、自分たちで改造、本箱の位置とか、あるいは廃校になった学校から本箱を持ってくるとか、あるいは大工さんに手伝ってもらうとかで、いろんな改造を日曜日に校長以下教職員が集まって、あるいはボランティアの人なんかも手伝われてやっているというようなことがありました。
 教育委員会がそういう先例的な実例をほかの学校にも知ってもらおうということで、DVDをつくりました。4校ぐらいそういう活動をつくったのを見ました。いろんなところで子どもたちが喜んでいる、それから学校の図書館が変わったというのが出ておりますけども、非常に進んでいるなと、事業が進んでいるなというふうに感じまして、さらにこれが充実するよう努力してまいりたいと考えているとこであります。
 さて、劇的な変化が起こっている現場もありますが、思いを持った司書が現場の厚い壁に悶々としながらも黙々と取り組む姿など、さまざまな課題が出ています。そうした中から何点かお尋ねしたいと思います。
 最初に、今申し上げた現場の厚い壁の一番は意識の壁だろうと思います。学校図書館に配置された皆さんは、県の研修の他に自治体独自の研修や自主研修にも取り組まれております。温度差はかなりあるにしても、献身的に取り組む姿があちこちにあります。
 しかし、リードすべき一番肝心な管理職の意識の差が現場の差になっているように思います。県教委としても同様の問題意識で取り組まれていますが、管理職の意識改革への取り組みについてお尋ねします。
 学校図書館の充実に関しましては、年度当初の管理職の連絡会議、5つの教育事務所ごとに開いておりますが、その中でことしは校長、教頭、10回ありました。
 私が出かけまして、直接その校長、教頭に話しましたが、その中で図書館を活用した教育というのは、言語活動の充実のためにも重要であると、また感性や情緒の部分にも大きな影響を与えるということで、このことについては文部科学省のほうが新しい学習指導要領の中でも推進するということに定まったものと、私どもが取り組むということが軌を一にしたものであるということを強調いたしまして、改めてそれぞれの学校における校長、教頭のリーダーシップに期待するということを申し上げたところであります。
 最近校長からは、先ほど知事から話がありましたように、正直言って、これだけ人を配置することによって各学校の学校図書館が変わるとは思わなかったというふうな、まあ何かみずからが何かもっと早くこういうことに気がつけばよかったなというふうな感想が寄せられておりまして、随分そういう意味では、学校における校長も、教頭初め教員の皆さんの意識が変わってきているというふうに承知しております。
 次に、今年度新しく配置された学校司書等への研修を充実させることが肝要かと考えますが、今年度の取り組みの状況と、今後の見通しについてお尋ねします。
 今年度では、学校司書へは3回、それからボランティア3回、計6回の研修を行っております。その中では、学校図書館のレイアウトとか環境の整備、あるいは図書の修理とか装備などの実践に役立つ事例の研修が受けられるということであるとか、あるいはこれからやるべき自分らはこういうことがやるべきことだなという問題意識が明確になって、非常にやる気が出たというふうな感想を寄せてもらっております。来年度はさらに回数をふやしまして、学校司書については現在5回計画をしておりますし、またボランティアについては、受講がしやすいようにということで、市町村で開催されますそういうボランティアの研修ということで、単位をもう少しきめ細かくやってまいりたいというふうに思っております。
 私は、この事業の最大のミッションは、学校教育のベースとして学校図書館を活用した教育を定着させることだと思っています。その鍵を握る司書教諭ですが、生徒指導や教務主任と同等のステータスが認められることも含め、意識改革にどう取り組むのかが課題だと思います。研修などの考え方も併せ、所見を伺います。また、その文化が定着していない司書教諭に対し、実践の場でのきめ細かな支援体制が不可欠だと思います。その拡充についての所見をお尋ね致します。
 司書教諭の数については、現時点で必ずしも十分ではないというふうに思っておりますので、例えば放送大学を受講することによりまして、この資格が取れる場合には、その授業料などについて全額を助成するというふうな措置によっての数の増に努めております。
 一番望ましいのは、司書教諭ができるだけ授業時間が軽減されて、司書教諭の業務のほうに専念できるということだろうというふうに思っておりますが、これには定数の問題も絡んでおりますので、必ずしもすぐに進めるというわけにはなかなかまいらない実情にあります。そのような中ではありますが、現在司書教諭の発令者のいます小学校では6割、中学校では3割で、何らかの形ではこの司書教諭の負担の軽減が図られておるというふうに情報を集約しております。
 今後さらに現場の管理職の工夫によりまして、こうした負担軽減が図られることを望んでおります。
 司書教諭の研修につきましては、現在学校図書館の活用講座として、希望する教員を対象にした研修を行っておりますが、来年度からは県内すべての小中学校の司書教諭などを対象として、校内の体制づくりでありますとか、図書館を活用した学習の具体的な進め方などについての研修を実施したいというふうに思っております。
 そうした中では、先ほど冒頭に知事のほうから紹介がありました図書館を改造するということをおさめましたDVDも活用しながら行ってまいりたいというふうに思っております。
 意識の問題もですが、更に厳しいなあと思うのは、圧倒的な資料不足です。インターンの彼女は、図書標準40%の学校では図書館のほとんどの本を読んでしまった児童もいると報告してくれました。
 そういう中、政府の経済対策で配分された予算の中から図書購入費を計上してくださった自治体が相当あり、現場からは感謝の声が聞かれました。しかし、焼け石に水的な感じもあり、公共図書館への団体貸し出し要請が急増しています。
 現状の中でもデータベース化、公共図書館とのネットワーク化、単元の機動化や物流、支援センター機能等の充実によって補完できるところもあろうと思いますが、それぞれ課題も多く、一律に、すぐにというわけには行かないと思われますので、今後、意識の向上と共に資料不足が更に進むことが懸念されます。
 今年は、県立図書館予算に計上する形で図書購入費の支援をしていただきましたが、春にお邪魔した荒川区では1校当たり500万円づつ措置した上、足らないところは400万円、500万円と措置し続けています。
 そんなことは望むべくもありませんが、せめて、団体貸し出しのための調べ学習用図書の拡充整備という方向で、ぜひ来年度も継続していただきたい事業です。その考え方をお尋ねいたします。
 今年度は1,200万円の購入費で、学校図書館で調べ学習の図書を中心にいたしまして、貸出用の整備を図ったところであります。そういうことによりまして、従来1校当たりには1回50冊までを限度の貸し出しやっておりましたが、それを300冊までにふやすというふうなことも可能になったところであります。
 一方で、紹介がありましたように、この補正予算では市町村が、10の市町村でありましたが、総額で言いますと約5,000万円の図書の購入費を措置をいたしておりまして、当初予算では前年度比では800万円の増の9,400万円でありましたけども、合わせますと約1億5,000万円相当の整備費に現状ではなっておるとこであります。
 引き続き、市町村長あるいは教育長に対しまして、図書標準の達成に向けた取り組みの要請を行っておるとこであります。市町村も財政状況非常に厳しいわけでありますが、基本的には図書の整備費というのは市町村に財政措置がされておるというものでありますので、まずもって市町村においてのそうした取り組みの努力に期待したいというふうに思っております。
 パワーアップ事業が大好評です。ビフォー・アフターのDVDも見せていただきましたが、目を見張るものでした。そんな様子が伝わっているのか、私が訪ねたところだけでも来年は手を上げたいというところが相当ありました。推進校とともに、その成果と得られた成果の普及についてお尋ね致します。また、枠の拡大をお願いしたいところですが、合わせて学校規模によって配分を変えることや、金額の見直しで対象を増やすこと、使途の柔軟化も検討課題ではないかと思います。考え方をお尋ねいたします。
 この事業については、基本的には手作業で学校図書館の整備を図ろうというものでありまして、1校当たり50万円の主として原材料費を整備費として交付しながら、教員あるいは学校司書等が協力しながら整備していくという事業であります。
 今年度の15校について、現在半数程度が整備を終えておりますが、行ったところからは、図書館が広くなったことで、クラスの人数分のいすが入って、図書館で授業することができるようになったとか、レイアウトとか本棚の配置がえを行うことによって非常に居心地のいい学校図書館になったということで、生徒たちが非常に喜んで入ってくる図書館ができたというふうになっております。
 また、子どもたちが寝転んで本を読むということが結構好きなところがありますので、図書館の中に畳の敷いた場所をつくると、そこを少しやや閉鎖的な空間にすることによって、その子どもたちがちょっと隅のほうで本を読むというふうな、そういうことも結構好きな部分がありますから、そんなことにも対応しているというふうに、私もDVDを見ながら感じたところであります。
 こうしたDVDについては、先ほども申し上げましたように、今後の研修で使いますし、また新しく整備をする学校においての参考にもしてまいりたいというふうに思います。
 使い道についての弾力化でありますとか、あるいは学校の数の問題については、できるだけ柔軟に対応してまいりたいというふうに思っておりますし、また先ほどちょっと申し上げ落としましたが、他県の町の例では、保護者から図書の寄贈を受けるというふうな活動を活発にやっているような例もありますので、そうした保護者も巻き込んだような取り組みに広がってほしいなというふうにも思っております。特に、中学校の場合でありますと、必ずしも子どもの図書に限らず、大人と同じ本が随分読める本があるというふうに思っておりますので、そういう取り組みにも広がってほしいなというふうに思っております。
 知事や県教委のみなさまのお陰だと思いますが、市町村の意識の変化に驚いています。例えば、現場の要望を新年度予算に反映させたいとの意向を示す町のことも聞きました。また、司書教諭の発令を拡大しようとの意識が現場に生まれていますし、補正予算での図書購入費への取り組みもしかりです。
 司書配置の拡充、司書教諭の発令、負担軽減への動きの現状と今後の見通し、図書購入費への取り組みの考え方など、来年度に向けた市町村の動きについてお尋ね致します。
 まず、来年度の学校司書等の配置でありますが、市町村への意向の調査を行っておりますが、それによりますと、今年度のボランティアから学校司書の配置に変更する学校が30校ということで数字を把握はしております。
 そういたしますと、来年度はボランティアと学校司書の比率が逆転をすると、約170校の学校においての学校司書の配置となる予定であります。
 司書教諭については、本年度154校で発令をいたしておりまして、昨年度に比較しますと58校の増加であります。
 こうした司書教諭の負担軽減については、先ほども申しましたように、小学校の6割、中学校では3割で学校実務軽減の措置は図られておりますが、さらに教務主任でありますとか、あるいは生徒指導の主任と同じような認識の中で、各学校の中で認識が高まり、さらに仕事がしやすいような、そういうふうな環境の整備が図られることを期待をしております。
 図書購入について、あるいは学校司書の配置については、数字を先ほど申し上げましたが、市町村長あるいは教育長の話を聞く中で、確実に学校だけじゃなくて、市町村長あるいは教育長の意識、認識も変わっておるというふうに考えております。新しい選挙によりまして再選されました首長の皆さんも、そういう新しい政策の中にも掲げておられる例も、1つ、2つでなく聞いておるところであります。こうした取り組みによりましてさらに進むことを期待しております。
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  次に、子どものメディア対策についてであります。
 先日、ある中山間地域で街づくりワークショップに参加させて頂きました。
 その中に、20代半ばの男性役場職員がいました。彼の同級生の男子が20人ほど残っているのだそうですが、彼等は、仲間で遊びに行くこともない、一緒に飲むこともない、もちろん地域行事にも参加しない。基本的に職場と家の往復だけで、遊びはパチンコだけだと言っていました。
 この話の前段は、ある地域の出会い事業で、男子のコミュニケーション力の低さから参加した女子が白けてしまい惨憺たる結果だった。男子は弱くなったということからの発展でした。
 この現象、ある教師は、少子化の中で女子は家事の手伝いをさせるが、男子は大事にされて何もさせないから、肉食系女子はそのまま残り、草食系男子が増える結果になるのではないかと解説してくれました。
 このように、草食系男子の増加、田舎も同じというのは、多世代同居が多く残り、自然体験が多いだろうと思われる中山間地域を考えると首を傾げたくなりますが、隠岐のある中学校のケータイ所持率8割という話しに象徴されるメディア接触の問題を考えると妙に説得力があるように感じます。
 草食系男子の増加とゲーム、テレビ、パソコン、ケータイ、漫画などのメディア接触との相関について、僕が意見交換した皆さんの意見も分かれていますし、確信はありませんが、私には、一つの大きなファクターのように思えてなりません。
 もし、このような見方が事実とすれば、メディアの影響によって中山間地域の崩壊が加速するとも考えられ、我が県にとっては看過できない喫緊の問題だろうと思います。
 幸い、県としてもメディア対策の重要性は、よりよい生活習慣改善対策と密接不可分との認識を持ち、取り組みを進めていただいているところであります。しかし、研修会や関連書籍などに接する中で、このようなスピードで間に合うのだろうかと危惧を抱いています。
 先日、ある町の研修会に参加しましたが、主催した町職員の一人が、「メディアづけという言葉はよく聞くけど、脳が働かなくなるとか、人がよみがえると思っている子どもたちとか、ショックだった。同じ本なのに、電子書籍だと前頭前野が働かないとか、驚いた。この土日で、いろんな人に話して聞かせた。メディアづけの何が怖いかを、知らない人が多い。今後、町の研修としてシリーズ化していこうと思う。」と語っていたと聞きました。
 このように、まだまだ認識が浅い現状ですし、一番変えたいところに手が届かないのが難しいところです。
 そこでお聞き致します。現在情報政策課で取り組まれている「安心安全インターネット講座」が、情報センターの廃止に伴い事業が教育委員会に引き継がれるとのこと。
 私も、ある高校にこの講座を聞きに参りましたが、教育的観点に立ってもう少し幅広い角度で取り組まなければならないのではないかと感じました。
 どういう角度で取り組むのか、また、そのボリュームについてお尋ね致します。
 メディアの濃厚接触による弊害については、皮肉なことにメディアでいろいろ報道されておりまして、私も憂えておるとこでありますが、この安全・安心インターネット講座については、来年度から教育委員会で行うということになりましたけども、来年度は中高合わせて、現時点では40校程度の学校で生徒と教職員を対象にして出前講座というふうな形での開設を予定をしておるとこであります。
 40校というのがどこから来てるかということで、職員のほうに確認いたしましたところ、若干の講師料とか旅費がかかるということでありましたので、さらに希望があるようであれば、この40校については、どれぐらいの程度かは程度は別として、ふやしていくということについても検討してまいりたいというふうに思っております。
 この講座に参加して驚いたのは、義務教育で情報倫理や情報リテラシー教育に取り組まれているはずなのに、高校生のメディア問題への余りにも無防備な姿に驚きました。
 情報リテラシー教育の先進国カナダでは、小学校1年生からカリキュラム化して取り組まれていると聞いています。
 授乳しながらケータイするお母さんが8割、お風呂にケータイを持って入る高校2年女子が20.5%などという数字、迷子になったわが子に出会った途端、声も掛けずにいきなりグーで殴るお母さんの話などを聞くと、わが国でもそれに近い取り組みをしないと大変な事態になるのではないかと思います。
 やはり、鍵は教育の場であり、しっかり教えていく必要があると思いますが、この問題をしっかり語れる人がわが県の教育界には少ないようです。ですから、「安心安全インターネット講座」も大半が学校関係だと聞きました。
 教育的観点から教えることの出来るインストラクターの養成が喫緊の課題だと思いますが、現状と今後の取り組みについてお尋ね致します。また、理解が十分あるのかと思える学校への支援はどのような形で進めていくお考えかお尋ね致します。
 インストラクター、あるいは学校でメディアの問題について詳しく教育できる専門的な教員というのはほとんどいないといいますか、少ない状況にあるというふうに思っておりまして、勢い外部の専門家の講師をお願いしてやっております。
 学校での教育、なかなかすべてのことについて教員が自己完結でやるというわけにはまいらないというのが現実だというふうに思っておりまして、さまざまな形で社会人の講師、あるいは地域の皆さんに教育にかかわってもらっておるということであります。
 このメディアの問題についても同じように、教員での専門的エキスパートを養成するというのはなかなか困難でありますので、外部のそうした専門家の皆さんの力をかりていくということが、いわば費用対効果から考えましても効果的でなかろうかというふうに思っておるところであります。
 学校はそうした外部の専門家からの指導を学校の中でやるということについての位置づけなり、あるいはやり方、あるいはタイムリーで効果的な方法というふうなことについてしっかり認識をしながら、そうした専門家の皆さんの力をかりていくということが必要だと思っております。校長、教頭にはそうしたいわばマネジメントのところについてしっかり勉強してほしいなというふうに思っております。
ここから先、次の質問を準備していましたが生憎の時間切れ、、、(><)
 社会教育の場での取り組みもしっかり進めながら、社会全体で支えることが必要だと思いますが、社会教育の中で教育的観点も含めた幅広い角度での啓発活動の取り組みについて、支える人の問題もあわせてお尋ね致します。
 小中学生に携帯電話を持たせないよう保護者に努力義務を課した石川県の「いしかわ子ども総合条例」改正案が、来年1月から施行されるとのこと。
 拘束力がないとはいえ、このようなことまで条例で定めることについて、なんでもかんでも規則で縛らなければならない、どんどん息苦しい社会を作ることにつながるのではないかと危惧致します。私は、この問題でいえば、情報モラル・情報リテラシー教育をしっかり進めることがより重要ではないかと思います。
 こうした問題での条例化について、どのようにお考えか、子どもとメディアの問題への所見と併せ、知事にお尋ね致します。

 

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