50KW未満の低圧連系の大きなメリット

50KW未満の低圧連系の大きなメリット

1 高圧受電設備キュービクルが不要
2 ランニングコストが安くつく
3 主任技術者の選任や保安規定の届出は不要。
4 時間のかかる電力会社と接続協議が不必要かまたは、軽微ですむ。
5 広大な土地が要らない。
50KWなら500~1000m2 (150~300坪)程度
100KWなら 1000~2000m2(300~600坪)程度
以上のようなメリットがあるため、現在各メーカーは50KWパックといった商品を
いろいろ開発しています。
50KWパックを2つ設置して(2区画作り)100KWにするという方法が考えられます。 
 (現在この方法は認められていません。平成26年まで)

発電規模 10KW未満 10~50KW未満 50KW超
買取期間 10年 20年 20年
売電方法 余剰を売電 全量売電 全量売電
連係について 低圧連係*1 低圧連係*1 高圧連係*2
資格者の設置 上記の1~5のとおり 同左 主任技術者の選任や保安規定の届出

*1 100V,200V ~600V 一般家庭用など
*2 ~6000V
*3 7000V超

年間の収支

収入   支出 金額
売電料 *1 233万円 借地料 *2 10万円
    固定資産税 10万円
    修繕費 20万円
    保険料 8万円
    その他  
    53万円
    合 計 180万円



*1 松江市では6万kw/年の発電が予想される。
6万KW×36円+税=233万円
NEDO 産業技術総合開発機構の資料より

*2 1000㎡(300坪)あたり10万円/年
日当たりが良く近くに送電線があり土地が安い場所。
農地や山林があげられる。農地の場合は転用可能なこと。

*3 1000万円を8年、1.5%で借りた場合

施工費

材料 国産品価格 輸入品 説明
太陽光パネル 800万円 4~600万円 結晶系(単結晶、多結晶)、CIS系
パワコン、ケーブル 200万円 100万円 国産が主流
電気工事費 120万円 同左 電気工事士資格があれば自分でも
架台 120万円 同左 中国製のアルミ架台を採用
その他工事費 50万円 同左 基礎杭打ち、架台組み立て、パネル取付
合 計 1290万円 790~990万円  

中国製を使用し800万円程度で設置し早めの完済を目指すのも一つ。
パネルは壊れれば交換すればよい。ただしパワコンは日本製に限る。